出ましたね。ルンバi7シリーズ(「ルンバi7」および「ルンバi7+」)。これまで最高だったルンバ900シリーズを上回るシリーズの登場です。
ルンバi7シリーズの発売に伴い、ルンバ980は生産中止、ルンバ960はミドルモデル扱いとなり、価格も8万9,880円(税抜)から6万9,880円(税抜)と2万円も引き下げられました。
ルンバ960を8万9,880円時代に購入した私はとても悲しい。
あのレベルで6万円台というのはかなりお買い得だと思います。
しかし。この記事はルンバi7の評価ですので、私情をはさまず、粛々と評価を下していきたいと思います。
■関連リンク
✓ルンバ主要シリーズの性能比較をしたい方は
→ルンバ比較レビュー。主要全シリーズを使って分かった機種別の選び方
✓モデル別の吸引力を知りたい方は
→ルンバの吸引力をモデル別に比較。1倍と5倍でどれくらい違う?カーペットではどう?
✓ルンバを含む他メーカーのロボット掃除機も比較検討したい方は
→ロボット掃除機はどれがいい?9種類23機種試したので比較する
ルンバ(Roomba)i7|スペック

サイズ | 最大幅351mm × 高さ92mm |
---|---|
重さ | 約4.0kg(バッテリー含む) |
電源方式 | 充電式リチウムイオン電池(充電時間:約3時間) |
定価 | 99,880円(税抜) |
サイズや重さは、ルンバ900シリーズや、ルンバe5とほとんど変わりません。持ってみると意外に重いんですけどね。
ルンバ(Roomba)i7|稼働時間
最大稼働時間は75分と、ルンバ960と変わりがありません。
正直、75分もあれば余裕で4~5部屋くらいは掃除できると思います。
実際、私が持っているルンバ960は、リビング+ダイニング+1部屋+αで30~40分程度で掃除が終わります。

掃除が終わらなかったらHOME(充電するところ)に戻って勝手に運転再開する機能もあるんですけど、よっぽど広い家でない限り使わないですよね。
ルンバ(Roomba)i7|ナビゲーションテクノロジー★最大の売り

ナビゲーションテクノロジーのアップデートがルンバi7シリーズの最大の売りになってます。
ナビゲーションテクノロジーというのは要するに、ルンバが部屋の中を効率よく、くまなく掃除できるように搭載された機能です。
ルンバ内部にカメラが内蔵されていて、ルンバ自身が今どこにいるのか?ということを把握しながら掃除をすることができます。
具体的には、ルンバ900シリーズは「iAdapt2.0ビジュアルローカリゼーション」を採用している一方で、ルンバi7シリーズは「iAdapt3.0ビジュアルローカリゼーション」を採用しています。
従前のナビゲーション機能より処理速度が3倍以上になったとのこと。
「iAdapt3.0ビジュアルローカリゼーション」で何が変わるのか?
部屋の環境を学習し、記憶できるようになるとのこと。
ルンバ960も部屋をマッピングしながら掃除をしていたので、効率よく動いていたのですが、掃除が終わるたびに部屋情報を消去していたんですね。
セキュリティ(プライバシー)の観点かららしいです。
一方、ルンバi7シリーズはこの方針を転換し、部屋情報を記憶し、残しておくことでさらに効率よく掃除ができるようになると。
一番のアピールポイントは、部屋を指定して掃除ができますよ。と言っています。
例えば、リビングならリビングのみ。ダイニングならダイニングのみ。
もしくはリビングとダイニングのみ。など。アプリでポチポチ指定するだけでその箇所だけルンバが掃除をしてくれるとのこと。
いるかな?この機能。
うーん。いらないかな~。ドア閉めればいいだけだし。一気に掃除してほしいし。
私は・・・特にありがたみを感じない機能ですね。
ルンバ(Roomba)i7|吸引力
https://youtu.be/F_Y4CyodqK8
吸引力が一番気になるポイントの方もいると思います。
ルンバ960の吸引力は5倍。ルンバi7の吸引力は10倍になってます。
基準は?と思われるかもしれませんが、ルンバ600シリーズの吸引力を1倍としています。
じゃあその吸引力ってどのくらいなの?と思われると思いますが、ルンバ960の吸引力は下の動画の通りです。

また、いろいろな場所(フローリング、カーペット、畳)でいろいろなゴミ(紙くず、糸くず、綿、ビーズなど)を想定して実験をしているので以下記事もご覧ください。

ルンバi7はこの吸引力の「2倍」とのことです。すごい。
ルンバ960の吸引力で十分なのに。2倍。うーん。オーバースペック!?
ルンバ(Roomba)i7|洗えるダストボックス
これはルンバi7シリーズが発売される少し前に発売された「ルンバe5」から採用された機能です。
この「洗えるダストボックス」はとてもいいですよね。


ダストボックスを洗わなくてもルンバの機能的には問題ないんですが、ホコリがついたままルンバに装着するのが気持ち悪いんです。
気分の問題ですけどね。


「洗えるダストボックス」は日本人ユーザーの要望で実現した機能のようです。
ルンバ(Roomba)i7|セット内容


以下のものが入っています。ベーシックな内容ですね。
ルンバ本体、バッテリー(内蔵)、ホームベース、デュアルバーチャルウォール×1、交換用ダストカットフィルター×1、電源コード、乾電池
結論:ルンバi7は「買い」か?
私だったら買わないですね。ルンバi7の「売り」である機能が、オーバースペックに感じるからです。
部屋ごとに掃除する機能はいらないし、吸引力だってルンバ960の吸引力で十分だと感じています。
ルンバ960とルンバi7の価格差って3万円もするんですが、その価格差を埋めるだけの価値をルンバi7に感じないですね。私はね。
むしろ、冒頭にも書いた通り、ルンバ960の定価が2万円も下がったのは大きいです。
そうなるとルンバ960の比較対象になるのがルンバe5ですが・・。迷いますね。
あ、ルンバi7についての記事でした。
というわけでルンバi7の機能紹介でしたが、最高性能であることは間違いありません。しかし、費用対効果がどうか・・・という観点で考えると、ちょっとな。という感じです。
だったら、もう最高スペックのルンバi7+を買った方が・・・という感じもしています。
いずれにしても多少中途半端感のあるルンバi7。あなたはどう評価しますか?
ルンバi7+の評価記事は以下です



関連リンク
ルンバの人気モデルの比較をしたい方



ルンバの購入を迷っている方


















機種別に性能を詳しく見たい方(ルンバ980、960、e5)









ルンバ購入の理由を探したい方



▼共働きの方は家事負担軽減のためにルンバ導入をおすすめします






▼ルンバは検討したい・・でも赤ちゃんがいるし・・と迷っている方



ルンバはちょっと高い・・他にいいものはないの?という方。床拭きロボット「ブラーバ」の紹介





