吸引力40倍のすごいルンバが出ました。その名も「ルンバs9+」
ルンバs9+は形状が今までのルンバとは違うのは一目瞭然です。

これまでのルンバは円形でしたが、ルンバs9+は前方が角ばった形で「D」のような形をしています。

今回、アイロボット ファンプログラムの企画で「ルンバ s9+」のモニターとなる機会をいただきましたので、この記事ではルンバs9+のレビュー、性能や特徴についてまとめていきます。
■関連リンク
✓ルンバ主要シリーズの性能比較をしたい方は
→ルンバ比較レビュー。主要全シリーズを使って分かった機種別の選び方
✓モデル別の吸引力を知りたい方は
→ルンバの吸引力をモデル別に比較。1倍と5倍でどれくらい違う?カーペットではどう?
✓ルンバを含む他メーカーのロボット掃除機も比較検討したい方は
→ロボット掃除機はどれがいい?9種類23機種試したので比較する
ルンバs9+のメリット、性能や特徴

ルンバs9+は数あるルンバシリーズの中でも最高性能のモデルです。
吸引力が40倍にアップしただけではなく、形そのものを進化させたことで、今まで苦手だった部屋のスミの掃除も得意になりました。

また、収集してきたゴミはクリーンベースと呼ばれる自動ゴミ収集機で再度吸い上げられて、ゴミ捨ての手間も激減します。

さらに、高度なナビゲーションテクノロジーを備えていて、スマホアプリから清掃範囲の指定や進入禁止エリアの設定まで自由自在です。

40倍の吸引力

ルンバs9+の吸引力は、基準モデルであるルンバ600シリーズの40倍もあります。
ルンバs9+の吸引力実験
ルンバs9+吸引力実験結果
フローリング | カーペット | 畳 | ||||||
紙片(小) | 紙片(大) | 糸 | 綿 | ビーズ | 紙片(小) | 糸 | 紙片(小) | 糸 |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
一回の走行で吸いっとった場合・・◎
複数回の走行で吸引した場合・・〇
取りこぼしが目立った場合・・△
さらにルンバs9+はブラシの幅が従来より30%も広くなったことにより、一度に広い範囲を清掃することができるようになりました。


部屋のスミの掃除もしっかり

ルンバs9+はこれまでのルンバと見た目も違います。
ルンバs9+が発売される前までのルンバは、円形をしていたため、どうしても部屋のスミの掃除が苦手でした。
ルンバ960が部屋のスミを掃除している様子
一方、ルンバs9+は全面が角ばった「D型」をしているため、部屋の四隅にしっかりフィットします。
ルンバs9+が部屋のスミを掃除している様子
今回、ルンバs9+は設計そのものを見直し、形が変わっただけではなく、サイドブラシの本数もこれまでの3本から5本に増えています。



自動ゴミ収集機がすごい

通常のロボット掃除機であれば、本体についているダストボックスにゴミを貯め、満杯になったらゴミを捨てるのが普通でした。

しかし、ルンバs9+は充電台が自動ゴミ収集機(クリーンベース)になっていて、ルンバs9+が持ち帰ったゴミを吸い上げることで掃除のたびにダストボックスを空にしてくれます。

ルンバs9+のクリーンベースがゴミを吸い上げている様子

クリーンベースには専用のパックが備え付けられていて、ダスト容器30杯分のゴミを収納可能です。


なお、クリーンベースがあるため、ダスト容器は常にほぼゴミがない状態できれいなのですが、水洗いすることもできます。


スマートフォンアプリとの連携

ルンバs9+はスマートフォンのアプリと連携することで、さらに便利さが増します。
マッピング機能
ルンバs9+はvSLAMナビゲーションという高度なナビゲーションシステムを搭載しています。

vSLAMナビゲーションは毎秒230,400以上のデータポイントを取得し、そのデータで家の中の環境を詳細にマッピングし学習することができます。

どこにいても現在位置を正しく認識し、清掃済みのエリアとこれから清掃するエリアも判別してくれるので、効率よく動いてくれます。
清掃エリアの指定や進入禁止エリアの設定が可能

ルンバs9+はスマホアプリから清掃エリアの指定や進入禁止エリアの設定が可能です。
エリアを区分けして、掃除してほしいエリアだけを指定したり、進入禁止エリアを任意の広さに設定することができます。

ブラーバジェットm6との連動

ルンバs9+は水拭き専用ロボットであるブラーバジェットm6と連携して動かすことができます。

スマホアプリで連動するように設定すれば、ルンバs9+が掃除を終えたあと、ブラーバジェットm6が水拭きをはじめてくれます。

ブラーバジェットm6のレビューは以下でまとめています。

スマートスピーカーに対応
ルンバs9+はスマートスピーカーに対応しています。


ルンバs9+のデメリット・気になるところ


メリットも多いルンバs9+ですが、いくつかデメリットや気になることがあります。
価格が高い


ロボット掃除機として十分な性能と機能を誇るルンバs9+ですが、大きな課題があります。
それは・・
ルンバs9+の価格は定価で¥169,800(税抜)
軽い気持ちで買えるような金額感ではありません。
これだけの性能と機能が備わっていれば仕方がないといえば仕方がないですが、一般家庭だと手は出しづらいですね・・・・。


オフィスは床にコード類が多いですし、進入禁止エリアを任意に設定できるルンバs9+は最適かもしれません。
音が気になる
ルンバs9+を動かすと、多少音が気になります。
テレビをつけながらルンバを動かすと、テレビの音はあまり聞こえません。
マンション暮らしだと夜に動かしたりするのは少しためらいますね。
クリーンベースが大きい


ルンバs9+のクリーンベースは「奥行き39× 幅31× 高さ49(cm)」ほどの大きさがあります。


ルンバs9+を購入する際は、置き場所を決めてから買うといいですね。
ルンバs9+とルンバi7+の違い・比較


ルンバs9+が発売される前までは、ルンバi7+が最高性能のモデルでした。
ルンバi7+もロボット掃除機としての性能は十分なのですが、比べると違いはあります。
ルンバs9+とルンバi7+比較表
ルンバi7+ | ルンバs9+ | |
吸引力 | 10倍 | 40倍 |
部屋のスミの掃除 | 苦手 | 得意 |
最大稼働時間 | 75分 | 120分 |
クリーンベース | あり | |
スマホアプリ機能 | 同じ | |
ブラーバジェットm6連携 | できる | |
価格(定価) | ¥129,880(税抜) | ¥169,800(税抜) |
吸引力はルンバs9+がルンバi7+の4倍あります。
ルンバi7+の吸引力実験
また、部屋のスミの掃除はルンバs9+に軍配が上がります。
最大稼働時間にも違いはありますが、日本の家であればルンバi7+の75分でも十分だと思います。
ルンバs9+とルンバi7+はどっちがいい?
ただ、全てにおいて死角がないのはルンバs9+です。
ルンバi7+のレビューは以下でまとめています。



ルンバs9+レビュー・評価まとめ
ルンバs9+はこれまでのルンバが唯一苦手としていた部屋のスミの掃除が完璧にこなせるようになりました。


しかし、一方でかなり価格は高いので、買うのは勇気がいりますよね。
ただ、買ったら確実に満足するモデルであることは間違いないですので、検討してみる価値はあります。
会社のオフィスで使うことも想定できますしね。
最高性能のルンバs9+、自宅やオフィスでの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
ルンバs9+の新作発表会の様子は以下でまとめています。ルンバs9+のコンセプトや、ルンバの未来について熱いプレゼンがありました。



ルンバの比較は以下でまとめています。



吸引力の基準値ってどのくらい?と思ったら、基準モデル(吸引力1倍)であるルンバ600シリーズのレビューをご覧ください。


