「ルンバ643」は数あるルンバ製品のなかでも「エントリーモデル」として価格帯も安く設定されています。

しかし、価格は安いけど、ルンバ643って本当に性能は大丈夫なの?
と心配されている方も多いと思います。
そこで今回は「ルンバ643」を実際に使ってみて、性能や吸引力はどうなの?というところをレビューしてみたいと思います。

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ルンバ643のメリット、特徴や性能
ルンバ643はルンバシリーズのエントリーモデル(初心者向け)という位置づけです。
機能は他のシリーズに比べると少ないですが、基本的な性能は申し分ありません。

ルンバ643とは?

ルンバ643はルンバ600シリーズの1つです。
ルンバの新シリーズ、ルンバi7は販売されたタイミングで定価が1万円も引き下げられ、事実上ルンバ製品のエントリーモデルとして購入しやすくなりました。
※現在、アイロボット社の製品ラインナップでピックアップされている製品は性能順に、ルンバi7+、ルンバi7、ルンバ960、ルンバe5、ルンバ643の5つです。
ルンバ643の特徴

ルンバ643は「高速応答プロセスiAdapt(アイアダプト)」を搭載しており、部屋の状況を正確に把握し、すみずみまでくまなく清掃することができるようになっています。
また、ルンバ643は3段階クリーニングシステムを採用していて、3つの清掃作業を同時に行っています。

エッジクリーニングブラシでゴミをかきだし、中央の回転ブラシでゴミやペットの毛などをかきこみます。

さらに、モーターによる吸引でチリやほこり、ハウスダストなども吸い込んでいきます。
吸引力は?
ルンバシリーズのエントリーモデルということで、アイロボット社のWEBページには「吸引力約1倍」という記載があります。
と思う方も多いでしょう。
そこで、実際にさまざまなシーンを想定して吸引力の実験をしました。
ルンバ643吸引力実験動画
上の動画を見ていただくと分かりますが、今回実験したほぼ全てのシチュエーションで吸引力は問題ありませんでした。
ルンバ643吸引力実験結果
フローリング | カーペット | 畳 | ||||||
紙片(小) | 紙片(大) | 糸 | 綿 | ビーズ | 紙片(小) | 糸 | 紙片(小) | 糸 |
◎ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ |
一回の走行で吸いっとった場合・・◎
複数回の走行で吸引した場合・・〇
取りこぼしが目立った場合・・△
唯一
、綿ぼこりを想定した実験で、綿が回転ブラシに絡まったままダストボックスの中に入らない。ということがありました。

ただ、いつもの掃除でルンバ643を稼働させた後、床にゴミが落ちていることはほとんどありませんので、一般的なサイズのゴミであれば吸引はしています。

稼働時間は?

最大稼働時間は60分です。
我が家でも、2部屋+αくらいの掃除で1時間程度でホームに戻っていきました。

段差はどのくらい登る?
ルンバ643は2cm程度の低い段差なら乗りこえられます。
ルンバ643段差実験動画
バーチャルウォールも設置可能

バーチャルウォールを設置することで、見えない壁を作ってルンバの進入をストップすることができます。
ルンバ643にはバーチャルウォールがついているので、入ってほしくない場所を設定できます。
ルンバ643のデメリット・気になるところ

ロボット掃除機としての性能は十分なルンバ643ですが、多少気になるところもあります。
動作音がうるさい
ルンバ643に限ったことではないのですが、ルンバシリーズの動作音は大きい傾向にあります。
ルンバ643騒音実験動画
私はルンバ以外にも複数社のロボット掃除機も試したことがありますが、ルンバの動作音は大きいです。
部屋のすみの掃除が苦手
ロボット掃除機のほとんどがそうですが、部屋のスミ(角)の掃除は苦手です。
部屋の「端」は問題ないのですが、角に入ったゴミは吸引しきれないんですね。
スケジュール設定ができない
残念なことに、ルンバ643はスケジュール設定ができません。
スケジュール機能があると毎日決まった時間にルンバを動かすことができますが、ルンバ643を動かすときは本体の「Clean」ボタンを押す必要があります。

ただ、逆に言えば「掃除ができる状態」の時にしかルンバが動かないということです。
スマホアプリ非対応

ルンバの中位~上位モデルはアイロボット社のスマホアプリと連動してルンバを動かすことができます。
しかし、ルンバ643はスマホアプリ非対応です。
ただ、ネットワークの設定が苦手だったり、スマホを持っていない。という方はスマホ非対応でも問題ないかもしれないですね。
スマホアプリに対応したルンバ600シリーズのモデルとしてルンバ671があります。

ルンバ643とルンバ642、ルンバ641との違い
ルンバ643と似たような型番として、ルンバ642やルンバ641というモデルがあります。
■ルンバ64xシリーズの違いは色の違いのみ
ルンバ641:ブルーシルバー
ルンバ642:チャコール
ルンバ643:グレー
ルンバ641とは?
ルンバ641はルンバ643が発売されたことにより、公式サイトからは販売がなくなりました。
ルンバ642とは?
ルンバ642はAmazon限定販売のモデルです。
Amazon限定モデルなだけあって、ルンバ642はAmazonセールで安く売られていたりします。
ルンバ643の口コミ・評判
ルンバ643の口コミや評判をTwitterから集めてみました。
ビックカメラでルンバ643が税込32860円だよ、あると本当によく働いてくれるからいいよ⌒°(*´ω`*)°⌒
うちのは10年近く前のモデルだけど、自力メンテナンスで今でも現役だよ⌒°(*´ω`*)°⌒— 松原@ツインテネネカレ (@matplus) November 29, 2019
2回目の利用、#Rentio さんでルンバ643をレンタル。2週間で3980円。
結構うるさいです。でも、面倒なベッドの下をやってくれるのは助かる。やはり隙間は無理なので、やり残しを見つけて掃除機の細口で吸うのが私の仕事。床全部かけるのは大変でも、これなら楽チン。ブラーバもいいらしいですね… pic.twitter.com/5aEII1TnlG
— りーすけ(食いしん坊) (@risakoji) November 25, 2019
ルンバ643レビュー・口コミまとめ


ルンバ643はルンバシリーズのエントリーモデルですが、その基本性能は申し分ありません。
特に気になる吸引力については、通常の大きさのゴミであればキレイさっぱり吸い取ってくれます。
ロボット掃除機を低予算で考えている方は、この機会にルンバ643を検討してみてはいかがでしょうか?
ルンバ643はレンティオというサイトからレンタル可能です。私もここでレンタルしました。
ルンバ643と色違いのモデル、ルンバ642やルンバ641を購入する場合はこちら