便利ですね。ホットクック。購入した家電でベストと言っても過言ではありません。
ホットクックは料理にかける時間を大幅に減らすことができますし、おいしく調理ができます。
現在、ホットクックは8種類のモデルがあります。

もともとホットクックは4種類しかなかったのですが、それぞれのモデルをアップデートする形で、新型3種類が2019年の夏に追加されました。

ホットクックの種類をざっくり分けると、無線LANが使えるモデル(5種)、無線LANが使えないモデル(3種)あります。
大きさも2.4Lモデル、1.6Lモデルの容量の違うモデル、そして新発売された1.0Lモデルがあります。

旧モデルでは、人気色の「白」が1.6Lモデルの1種類しかなかったのですが、大容量の2.4Lモデルでも白ボディが選べるようになったため、バリエーションが広がりました。
我が家には子供が2人いるので、無線LAN接続ができる、大きな容量(2.4L)のモデルをメインで使っています。

無線LANが使えるモデルは、ネットを通してレシピが増えたり、遠隔操作で仕上がり時間を調整できるのが魅力です。

この記事では、実際にいくつかのホットクックを試した私の目線で、それぞれのモデルの違いについて詳細を見ていきたいと思います。
●ホットクックで作れるオススメレシピはこちら
→ホットクックでできる【簡単・おいしい】レシピ5選。時短で共働き家庭にもおすすめ
●ホットクックはクックフォーミーと比較されることも多いですが・・・
→【実体験】クックフォーミーよりホットクックをおすすめする理由。手間が全然違います【両方の違い・比較】
ホットクック8機種の違い(新型、旧型比較)

もともとホットクックは4種類で比較がしやすかったのですが、8機種に増えて比較が少し難しくなりました。
特に、私が持っている2.4L大容量モデルで無線LANに対応している「KN-HW24C」が一番おすすめです。
ホットクック機種ごとの違い
ホットクックの機種ごとの違いは以下の表のとおりです。
■ホットクックの型番の見方のポイント
「KN」の後のローマ字が「HW」となっているのが無線LAN対応モデル、「HT」となっているのが無線LAN非対応モデルです。
また「24」や「16」という数字は容量を表しています。例えば、「24」は2.4Lのモデルです。
モデル (型番) | 容量 | 色 | 新旧 | 追加機能 | |
無線LAN 対応 | KN-HW24E | 2.4L | 赤・白 | 新型モデル | 煮詰め 設定加熱 |
KN-HW24C | 2.4L | 赤 | 旧モデル | ||
KN-HW16E | 1.6L | 赤・白 | 新型モデル | ※別途 | |
KN-HW16D | 1.6L | 赤・白 | 旧モデル | ||
KN-HW10E | 1.0L | 黒・白 | 新型モデル | ||
無線LAN 非対応 | KN-HT24B | 2.4L | 赤 | ||
KN-HT16E | 1.6L | 赤 | 新型モデル | メニュー 増加 | |
KN-HT99B | 1.6L | 赤 | 旧モデル |
旧モデル4種類のうち、3種類がアップデートされています。
新旧比較で言うと、以下の通りです。
(旧型)KN-HW24C→(新型)KN-HW24E
(旧型)KN-HW16D→(新型)KN-HW16E
(旧型)KN-HT99B→(新型)KN-HT16E
無線LAN非対応のホットクック「KN-HT24B」だけは新モデルが発売されていません。
新型モデルにおいては白いボディのモデルが増えていることが分かります。
ホットクックの選び方早見表
ホットクックのどれを選んでいいか分からない!という方はとりあえず以下の早見表をご参照ください。(画像をクリックorタップすると拡大できます)
ホットクックのモデル別の違いについて、もう少し詳しく見てみます。まずは無線LAN非対応モデルから
無線LAN非対応モデル3種(KN-HT24B、KN-HT16E、KN-HT99B)
無線LAN非対応のホットクックのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
・無線LAN対応モデルに比べて安いケースがある(2020年1月現在、あまり価格差がなくなってきています)
デメリット
・無線LANに対応していない
・メニュー数が無線LANモデルに比べて少ない
・液晶の表示がシンプルで使いにくい
デメリット(1)スマホアプリと連携ができない
無線LAN非対応のホットクックは、ネット接続できません。
無線LANにつなげると、メニューがふやせたり、スマホアプリとの連携ができてかなり便利なのですが、その恩恵を受けることができません。
デメリット(2)メニュー数が無線LANモデルに比べて少ない
このモデルは無線LANに対応していないため、ホットクックに新しいメニューを追加していくことができません。
最初から入っているメニュー数も無線LAN対応モデルに比べると少ないです。多少ですけどね。
デメリット(3)液晶の表示がシンプルで使いにくい
あくまで無線LANに対応しているモデルと比べれば、ということですが、液晶が使いにくい。というレビューを見かけます。
ホットクックで料理したいメニューを選ぶとき、番号でしか表示されません。

そのため、レシピ本に記載されているレシピ番号と照合しなければなりません。
料理するときは少しでも手間は省きたいもの。
ちょっとした所ですが、確かに使い勝手は悪いかもしれません。
無線LAN非対応モデル3種の違い一覧
KN-HT24B | KN-HT16E | KN-HT99B | |
容量 | 2.4L | 1.6L | 1.6L |
量の目安 | 2~6人分 | 2~4人分 | 2~4人分 |
色 | 赤 | 赤 | 赤 |
液晶画面サイズ | 2.2インチ | 2.2インチ | 2.2インチ |
メニュー表示 | 番号表示 | 番号表示 | 番号表示 |
メニュー数 | 143 | 138 | 131 |
最大予約設定時間 | 12時間 | 15時間 | 15時間 |
新旧 | 新型 *KN-HT99Bの新モデル | ||
市場価格 | 4.5万円程度 | 3.8万円程度 | 3.7万円程度 |
※市場価格は2020年1月現在のものです。あくまで参考まで。
新型モデルKN-HT16Eと旧モデルKN-HT99Bの違い
はっきり言って、ほとんど変わりません。メニュー数が多少増えたくらいです。
KN-HT16E:138メニュー
KN-HT99B:131メニュー
KN-HT24BとKN-HT16Eの違い
当然ながら一番大きな違いは、容量ですね。KN-HT24Bは2.4L、KN-HT16Eは1.6Lです。
4人家族であれば、2.4Lモデルがいいんじゃないかな。と思います。
細かい点でいえば、メニューの数だとか、予約設定時間の違いなどがあり、上の比較表で書いた通りです。
ただ注意したいのは、1.6Lモデルの「KN-HT16E」には、保存用のフタが付属されていません。

場合によっては鍋ごと冷蔵庫で保存したい。というケースがあると思います。

その時は内鍋にフタをして保存すればいいのですが、なぜか「KN-HT16E」と旧モデルの「KN-HT99B」にだけは保存用のフタが付属されていないようです。
無線LAN非対応モデルは、こんな方におすすめ
家に無線LANが通っていない。という方や、ちょっと予算が・・・・という方はこちらのモデルを検討してもいいかもしれません。
ただ、2020年1月現在、無線LAN対応モデルと非対応モデルで値段の違いはあまりなくなってきている傾向にあります
次に、私がおすすめの無線LAN対応モデルについてみていきます。
無線LAN 対応モデル5種(KN-HW24E、KN-HW24C、KN-HW16E、KN-HW16D、KN-HW10E)
ホットクックの5種類のモデル比較をする前に「無線LAN機能」の良いところから紹介します。
無線LANモデルのメリット
・自動調理メニューを追加できる
・料理の仕上がり時間を外出先から遠隔で変更できる
・液晶画面が使いやすい
無線LANモデルのデメリット
・無線LAN非対応モデルに比べると高い傾向にある(2020年1月現在、あまり価格差がなくなってきています)
無線LANモデルのメリット(1)自動調理メニューを追加できる
無線LAN対応モデルは、シャープ独自のクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に接続でき、そこからメニューをダウンロードすることができます。

無限とは言わないですが、メニューが増えた分だけ追加していけるのは便利ですよね。

アプリには他にも便利な機能があり、以下の記事で詳しくまとめています。

無線LANモデルのメリット(2)料理の仕上がり時間を外出先から遠隔で変更できる
ホットクック最大の魅力の1つ、予約調理機能。
予約調理というのは、材料をいれてボタンを押しておけば、指定した時間に合わせるように料理が出来上がっているようにする機能です。
例えば、朝材料を仕込んで、夕方の帰宅時間に仕上がるように設定することができます。(これは無線LAN対応/非対応モデル共通です)
予約調理ができるのは全メニューの1/3程度ですが、非常に便利ですね。
帰宅時間が変更になる場合には、非常に便利ですよね。
無線LANモデルのメリット(3)液晶画面が使いやすい


無線LAN非対応モデルだと、メニューが記号でしか表示されません。
一方、無線LAN対応モデルは写真のように非常に分かりやすいナビゲーション画面になっています。
無線LAN対応モデルはこんな方におすすめ
自動調理鍋の機能を最大限使いたい方は無線LAN対応モデルがおすすめです。
メニューが今後追加されていくのも楽しみですし、遠隔で仕上がり時間を調整できるというのもいいですね。
朝、私が材料を仕込んで予約調理セット
子供たちが保育園から連れて帰る頃に調理が終わるように調整
働いているとどうしても時間のやりくりが難しい場合がありますので、仕上がり時間が調整できるのはいいな。と思っています。
さて、無線LAN機能のメリットについて分かったところで、それぞれのモデルについて違いを見ていきます。
無線LAN対応モデル5種の違い一覧
KN-HW24E | KN-HW24C | KN-HW16E | KN-HW16D | KN-HW10E | |
容量 | 2.4L | 2.4L | 1.6L | 1.6L | 1.0L |
量の目安 | 2~6人分 | 2~6人分 | 2~4人分 | 2~4人分 | 1~2人分 |
色 | 赤・白 | 赤 | 赤・白 | 赤・白 | 黒・白 |
液晶画面 サイズ | 3インチ | 3インチ | 3インチ | 3インチ | 不明 |
メニュー表示 | 日本語 | 日本語 | 日本語 | 日本語 | 日本語 |
メニュー数 | 155 | 155 | 145 | 145 | 80 |
最大予約設定時間 | 15時間 | 15時間 | 15時間 | 15時間 | 15時間 |
煮詰め 設定加熱 | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
新旧 | 新型 *KN-HW24Cの新モデル | 新型 *KN-HW16Dの新モデル | 新型 *2019.11発売 | ||
市場価格 | 5.2万円程度 | 4.2万円程度 | 4.3万円程度 | 4.2万円程度 | 3.7万円程度 |
※市場価格は2020年1月現在のものです。あくまで参考まで。
2.4Lモデルと1.6Lモデルの違い


ホットクックの2.4Lモデルは4~6人用、1.6Lモデルは2~4人用とされています。
当然、作れる量が違いますが、それ以外だと2.4Lモデルの方が作れるメニューの数が、10個多いです。
1.0Lモデル(KN-HW10E)が登場


これまでのホットクックは小さいモデルでも2~4人前で、物理的にも置き場所に困るものでした。
たぶん全国3万人くらいの、彷徨えるホットクック買おうかどうか悩み中のみなさま。1-2人前用の小さいホットクックが出ます。無水調理や自動かきまぜはそのままに、蒸しトレイを使った上下2段同時調理も可能に。11/28発売です。 https://t.co/MPecbfYodF pic.twitter.com/Gej92KfbMw
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) November 15, 2019
これまでのホットクックでできた機能に加え、2段同時調理も可能ということで、忙しい人にはありがたい機能が増えました。
色も、白に加え、これまでなかった黒色が追加されました。
家電のデザインにこだわる人はうれしい選択肢が増えましたね。



2.4Lモデル:新型モデル「KN-HW24E」と旧モデル「KN-HW24C」の違い
旧モデル:KN-HW24C(赤色のみ)
新モデル:KN-HW24E(煮詰め機能、設定加熱機能あり、赤、白色あり)
新型モデル「KN-HW24E」と旧モデル「KN-HW24C」の大きな違いは、煮詰め、設定加熱機能のありなしです。
また、新モデルの「KN-HW24E」は唯一2.4Lモデルで白いボディのホットクックです。白いボディが欲しくて、2.4Lが良い方は「KN-HW24E」一択ですね。
煮詰め機能とは?
設定加熱機能とは?


設定加熱機能というのは、強火/中火/弱火の3種類の火加減と、まぜない/たまにまぜる/よくまぜる/高速でまぜるというまぜ方が選択できる機能です。




1.6Lモデル:新型モデル「KN-HW16E」と旧モデル「KN-HW16D」の違い
1.6Lについては、旧モデルも煮詰め、設定加熱機能はついていたため、機能に大きな違いはありません。
細かい部分で言うと、新型モデルは以下の機能が微妙に追加されています。
無線LAN接続方法が「専用アプリで接続」に対応
本体画面のQRコードから、ヘルシオデリを簡単発注できる
2.4L、1.6L、1.0Lどの大きさのモデルを買うか


どのくらいの大きさのモデルを買おうか迷っている方も多いと思います。
親子4人暮らし以上の場合


親子4人暮らしで、置く場所があるのであれば、2.4Lモデルを断然おすすめします。
確かに大きいです。


置き場所に困るというのも分かるのですが、置き場所さえ確保できれば、大は小を兼ねます。
2人~3人暮らしの場合


親子3人や夫婦2人の場合は1.6Lモデルでもいいかもしれません。
1~2人暮らしの場合


1~2人暮らしの場合は、新たに発売されたコンパクトモデル「KN-HW10E」がおすすめです。
大きさもこれまでのホットクックほど大きくなく、置き場所にも困りにくいですね。
2段調理機能も便利です。
結論、KN-HW24Cが一番のおすすめ


家族構成にもよりますが、大は小を兼ねるということで無線LAN接続可能な2.4Lモデル「KN-HW24C」がおすすめです。
我が家は4人家族なので、2.4Lモデルですが、人数が少なければ1.6Lか1.0Lモデルでもいいと思います。
また、新旧モデル比較でいうと、個人的には旧モデルでも十分かな。と思っています。
ただ、2.4Lで白いモデルが欲しい場合は、新型モデル「KN-HW24E」のみです。
料理の手間が激減し、調理している時間を有効活用できるというのはホットクックの最大のメリットです。
家庭の状況などにあわせて、ホットクックの7モデル、検討してみてはいかがでしょうか?



購入に躊躇したら、レンタルするという方法もあります。



ホットクックは大きいので多少、置き場所に困ります。我が家での試行錯誤は以下の記事でまとめています。



ホットクックを使っているうちに、だんだんと、効率よくおいしくできるレシピが固まってきました。以下の記事でまとめています。


