こんにちは。電気圧力鍋をいろいろ試しているうちたけ(@uchitake_enjoy)です。
これまでに、「クッキングプロ」、パナソニックの「SR-MP300」、象印の「煮込み自慢」、「クックフォーミーエクスプレス」など4種類の電気圧力鍋を使ってきました。

という方も多いと思います。
実際、使ってみないと各社の電気圧力鍋の比較はなかなかしづらいですよね。
ということで、この記事では実際に4社全ての電気圧力鍋を試した私が、それぞれの機能を比較をした上で、特徴をまとめていきたいと思います。
クッキングプロはメーカーから製品の提供を受けてレビューをしています。
電気圧力鍋とは?

電気圧力鍋は、火を使わない圧力鍋です。
火を使わないので調理中はキッチンにいる必要もなく、その時間を有効活用することができます。

色々なメーカーが電気圧力鍋を販売していますが、中でも人気なのは以下の4つです。
■クッキングプロ(ショップジャパン)
■SR-MP300(パナソニック)
■煮込み自慢(象印)
■クックフォーミーエクスプレス(ティファール)

電気圧力鍋比較(クッキングプロ、SR-MP300、煮込み自慢、クックフォーミーエクスプレス)
キッチン家電で有名なメーカーが電気圧力鍋を販売していますが、各社とも力を入れているポイントが様々です。
電気圧力鍋を比較するポイント
電気圧力鍋を選ぶうえでポイントになるのは、
・調理できる種類
・レシピ数
・予約調理可能な数
・大きさ
・メンテナンス性
・価格
などです。
調理できる種類

電気圧力鍋なので圧力調理ができるのはもちろんですが、無水調理ができたり、低温調理ができるものがあったり、個性豊かです。
レシピ数

レシピ集に掲載されているレシピの数もポイントになります。
オリジナルレシピを作ったりもできますので、レシピ集の数だけが全てではないですが、簡単にできるレシピが多いのは便利です。
予約調理可能な数

予約調理ができると、朝材料をセットして、仕事から帰ったら温かい料理を食べる。ということもできます。
予約調理の数が多いと一週間のレパートリーも増えますし、ローテーションも多く組めるので便利です。
大きさ

電気圧力鍋を比較する上で「大きさ」も重要なポイントです。
電気圧力鍋を買うということはキッチンに1つ家電が増えるということです。
あまりに電気圧力鍋が大きいと、買ってみたはいいものの、どこに置いていいか分からない。という状態になってしまいます。
メンテナンス性

電気圧力鍋は一般的なキッチン家電に比べて洗わなければならない部品の点数が多いです。
その中でも、内鍋が洗いやすかったり、洗う部品が細かすぎないなどは重要な比較ポイントになってきます。
価格
価格は電気圧力鍋を検討する上で一番重要なポイントだと考えている方も多いと思います。
一般的に電気圧力鍋は1万円台~2万円台と幅がありますが、なるべくコストパフォーマンスがいいものを選びたいですよね。
電気圧力鍋の性能比較

上で紹介したポイントを踏まえた上で、電気圧力鍋それぞれの性能比較をしたのが下の表です。
※クックフォーミーはいくつかの種類がありますが、他社と同じ価格帯の「クックフォーミーエクスプレス(150レシピ内蔵)*下表ではCook4me EXと記載」をピックアップしています。
クッキングプロ | SR-MP300 | 煮込み自慢 | Cook4me EX | |
調理種類 | 圧力調理,無水調理,煮込み,蒸し,炒め,スロー調理,炊飯,温めなおし | 圧力調理,煮込み,無水調理,低温調理,自動調理 | 一定圧力,可変圧力,無水調理,温度調理 | 圧力調理・蒸す・炒める・煮込む |
レシピ数 | 100 | 80 | 150 | 150 |
予約可能調理数 | *1) | 5 | 50 | 2 |
メンテナンス性 | 〇 | 〇 | △ | △ |
大きさ(cm) | 28.5×27.3×29.5 | 29.2×27.8×27.0 | 29×37.5×25 | 38.0×35.0×32.5 |
容量(L) | 3.2 | 3.0 | 1.5 | 6.0 |
重さ(kg) | 3.6 | 3.6 | 7 | 6.5 |
価格*2) | ¥16,170 | ¥24,198 | ¥24,100 | ¥24,003 |
*1)煮込み・炒め機能を使わないものは予約調理可能
*2)価格は2020年1月時点のAmazon価格
価格面ではクッキングプロが圧倒的に安く、他はほとんど同じ価格です。

また、レシピ集に掲載されているレシピ数では煮込み自慢やクッキングフォーミーが150レシピと多いですね。
大きさはクックフォーミー以外は横、奥行き、高さとも30cm前後と同じくらいの大きさです。(煮込み自慢は奥行きが40cm程度)
各電気圧力鍋の特徴
それぞれの電気圧力鍋について、特徴を掘り下げていきます。
クッキングプロの特徴

クッキングプロは1台で8役の電気圧力鍋です。
圧力調理はもちろん、「無水調理」「煮込み」「蒸し」「炒め」「スロー調理」「炊飯」「温めなおし」などの機能が備わっています。

煮込み機能を使って味をしみ込ませることができたり、話題のスロー調理(低温調理)もできるなど、調理できるレシピの数は100にもなります。


本体サイズもコンパクトで、比較的置き場所にも困りません。

内鍋も軽くて扱いやすいですし、洗う部品も少ないのでメンテナンスしやすいですね。

一方、調理後に行う「煮込み」機能は3分までしか設定ができないので使い勝手が悪いのが難点です。※3分以上煮込みを行う場合は都度ボタンを押す必要があります。
クッキングプロの詳しいレビューは以下の記事でまとめています。

パナソニックSR-MP300の特徴


パナソニック電気圧力なべ「SR-MP300」では、圧力調理はもちろん、煮込み、無水調理、低温調理、自動調理など様々な調理メニューがそろっています。




パナソニックの圧力鍋はデザインもオシャレで、キッチン栄えしますね。


内鍋もコンパクトで軽く、メンテナンス性にも優れています。


パナソニック電気圧力なべ「SR-MP300」の詳しいレビューは以下の記事でまとめています。



煮込み自慢の特徴


象印の「煮込み自慢」は「圧力調理」や「温度調理」「無水調理」ができる電気圧力鍋です。


調理方法は少ないですが、レシピ集に載っているレシピは150と多く、予約調理できる数も50と、非常に魅力的な電気圧力鍋です。


一方で、事前に材料を下茹でしたり、別のフライパンで野菜を炒める必要があるメニューがあるなど、煮込み自慢だけで完結しないレシピがあるのは注意が必要です。


大きさも炊飯器を一回り大きくしたくらいのサイズですが、7.0kgとちょっと重いです。


煮込み自慢の詳しいレビューは以下の記事でまとめています。



クックフォーミーエクスプレスの特徴


クックフォーミーはティファールが販売している電気圧力鍋です。
他の電気圧力鍋との最大の違いは、圧力鍋本体にレシピが内蔵されている点です。


また、他の電気圧力鍋に比べて圧倒的にサイズが大きく、存在感が半端ないです。




レシピが本体に内蔵されているという点は未来感がありますが、調理を進めるたびにボタンを押さなければならないのはちょっと不便です。


また、本体サイズが大きいので洗うのがかなり大変です。


クックフォーミーエクスプレスの詳しいレビューは以下の記事でまとめています。



電気圧力鍋を買う前に注意しておきたいこと
私も実際に使ってみるまで気が付かなかった点で、これから電気調理なべを買おうと思っている方には注意してもらいたいことがあるのでご紹介します。
意外に時間がかかる


電気圧力鍋は数分で調理ができる。とうたっている製品も多いです。
確かに、圧力調理をしている時間だけで見れば、数分で調理が完了します。
これを見て、すごい!時短料理ができる!と思って電気圧力鍋を買うと期待値を下回る可能性があります。
例えば、パナソニックの「SR-MP300」のホワイトシチューの調理時間は「3分」とかかれていますが、圧力を上げるのに約15分、減圧するのに約10分かかります。


特に加圧や減圧の時間は何もすることはありませんが、あれ?こんなはずじゃなかった・・・と思わないためにも事前に知っておく必要があります。
ほったらかし調理ではない?


電気圧力鍋はよく「ほったらかし」で調理ができる。と言われます。
確かに、調理をしている間はほったらかしで鍋を見ている必要はありません。
しかし、「炒め」や「下茹で」の工程があったり、調理後に「煮る」工程があったりと、「圧力をかける」以外の工程が必要になるレシピも多いです。


煮込み自慢以外は「炒め」機能がついているので電気圧力鍋だけで完結する工程が多いですが、「そこまでほったらかし調理ではない」というのは覚えておく必要があります。





おすすめの電気圧力鍋は?


家族構成などにもよりますが、3~4人程度の家族であれば、総合的に「クッキングプロ」がおすすめです。


一方、レシピ数が多い方がいい。という場合には象印の「煮込み自慢」かティファールの「クックフォーミーエクスプレス」が選択肢に入ってきます。


特にクックフォーミーは6人前まで料理が作れるので、家族が多い方や、2食分作りたい。という方にはおすすめです。
オシャレさで言えばパナソニックの「SR-MP300」ですね。


おすすめの電気圧力鍋は?4社の性能比較まとめ
電気圧力鍋は火を使わないため、調理をしている間は鍋の面倒を見る必要もなく、料理が楽になります。
各社の電気圧力鍋にはそれぞれ特徴があり、メリット・デメリットがあります。
家族構成や、ライフスタイルに合わせて自身にあった電気圧力鍋が見つかるといいですね。