いろいろなロボット掃除機を実機レビューしているうちたけ(@uchitake_enjoy)です。
ILIFE(アイライフ)のロボット掃除機は「V5s Pro」と「A6」を実際に使ったことがあります。

ILIFEのロボット掃除機は価格も1~3万円台と、コストパフォーマンスが高いことで人気です。
という方も多いかもしれません。
ILIFE(アイライフ)のロボット掃除機は大きく分けてAシリーズ、Vシリーズの2つのモデルがあります。

この記事では、ILIFE社のAシリーズ中位モデル「A6」、Vシリーズの中位モデル「V5s Pro」を実際に使った私の目線で、各モデルを比較してみたいと思います。
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ILIFE(アイライフ)のロボット掃除機全6機種比較
ILIFE(アイライフ)社のロボット掃除機全6機種のうち、主な性能を比較した表です。
Vシリーズ | Aシリーズ | |||||
V3s Pro | V5s Pro | V8s | A4s | A6 | A7 | |
サイズ(mm) | 300×300×81 | 300×300×81 | 330×320×81 | 310×310×76 | 310×310×76 | 330×320×76 |
重さ(kg) | 2.2 | 2.24 | 2.7 | 2.2 | 2.2 | 2.5 |
稼働時間 | 100-120 | 100-120 | 80 | 120-140 | 120-140 | 120-150 |
吸引口ブラシ | なし | なし | なし | あり | あり | あり |
水拭き | ー | 〇 | 〇 | ー | ー | ー |
ダストボックス容量 | 0.3L | 0.3L | 0.75L | 0.45L | 0.3L | 0.6L |
スマホ対応 | ー | ー | ー | ー | ー | 〇 |
ILIFEロボット掃除機AシリーズとVシリーズの違い
AシリーズとVシリーズの違いは、吸い込み口にローラー状のブラシがあるかないかの違いです。
Aシリーズは吸い掃除に特化しているモデルです。

ローラー状のブラシがあることで、カーペットの奥のゴミもしっかり吸引することを目的にしています。
A6とV5s Proの吸引力比較
この違いはフローリングで吸引力実験をしたときに顕著でした。
V5s Proは一度の走行で全ての紙くずを吸い取ったのに対し、A6は全ては吸引できませんでした。

カーペット上の吸引力の比較でも、そこまで大きな違いは見られず・・・。
吸引力でみれば、V5s Proの方がおすすめですね。
ILIFEのロボット掃除機で水拭きができるのは2機種

ILIFE(アイライフ)のVシリーズのうち、V5sProとV8sのみが水拭きも吸引も両方できるタイプです。
両方の機能があるけど、どっちも中途半端なんじゃないの?
と思われるかもしれません。
以下はV5sProで水拭きの実験をした動画ですが、「しょうゆ」も「カレー」よごれもしっかり落としてくれましたね。
基本的に吸引がメインのロボット掃除機なので、カーペットの上も登っていってしまいます。
水拭きもできるモデルV5sProとV8sの違い

V5sProとV8sの最大の違いはダストボックス容量です。
V5sProが0.3Lの容量なのに対し、V8sは0.75Lと、2.5倍の大きさがあります。
また、V5sはランダムに走行するので掃除に無駄がありますが、V8sは「弓形計画走行」という機能があり、無駄のない掃除ができるのが特徴です。

ILIFEのロボット掃除機で細かくスケジュール設定できるのはV8sとA7

ILIFE(アイライフ)のロボット掃除機は全てのモデルで予約機能があります。
しかし、曜日ごとに細かく時間を変更できるのはV8sとA7のみです。
毎日決まった時間に掃除を開始させるならそこまで必要ないかもしれませんが、
休日は遅めに掃除を開始したい。
などのニーズがある場合には便利な機能です。
ILIFEのロボット掃除機でスマホ連動しているのはA7のみ

ロボット掃除機とスマホアプリの連動は便利です。
A7以外のモデルはリモコン操作ですが、リモコンって家にいっぱいあるんですよね

その点、A7はスマホから掃除機本体の操作ができたり、予約時間の設定ができます。
ILIFE社のロボット掃除機を買うにあたって知っておくべきこと

ILIFE(アイライフ)社のロボット掃除機を購入するにあたり1点注意しておくことがあります。
ILIFE社の公式ページによれば、
充電池の寿命については、ご使用方法、ご使用頻度により変化しますが、通常使用の場合ですと、1年間を過ぎると少しずつ充電池の減衰が見られます。ーQ&A
となっています。
「使用頻度により」とはなっていますが、バッテリーが1年くらいしか持たない想定というのはちょっと残念な点です。
ただ、バッテリーもそこまで高くはなく2~3,000円で購入できます。(モデルごとにバッテリーの種類が違う場合があります)
【目的別】ILIFEのロボット掃除機のおすすめモデルは?
さて、それぞれのモデルごとに特徴のあるILIFE(アイライフ)社のロボット掃除機ですが、どのモデルが自分の家に合っているのかイメージできましたか?
という方向けに、目的ごとにおすすめのモデルをご紹介します
価格重視なら「V3s Pro」か「A4s」
ILIFEのロボット掃除機の各シリーズの中でも下位モデルにあたる「V3s Pro」と「A4s」はかなりリーズナブルな価格設定になっています。
とにかく安くロボット掃除機を買いたい。という場合は「V3s Pro」がおすすめです。
「A4s」は「V3s Pro」に比べると、吸引力を強めることができる「MAX」モードを搭載するなど、多少スペック優位となります。
少し予算に余裕がある方は「A4s」でもいいかもしれません。
水拭きもしたいなら「V5s Pro」か「V8s」

吸引も、水拭きできるモデルは「V5s Pro」か「V8s」になります。
「V5sProとV8sの違い」でも紹介した通り、V8sの方がV5sより上位モデルになりますので、予算に余裕があれば「V8s」がベターですね。
デザイン重視なら「A6」

A6は単純にデザインがシンプルで美しいです。
A6はAシリーズの中位モデルなので、突出した性能があるわけではありませんが、家具のデザインにこだわりがあるならA6はおすすめです。
A6のクセが気になる方は以下の記事もあわせてご覧ください

ロボット掃除機とスマホ連動したい場合は「A7」
A7はAシリーズの中で高スペックのモデルになるので、ILIFEシリーズの中ではやや高めのロボット掃除機です。
A7はスマホ連動できるモデルなのでかなり便利です。
ダストボックス容量も0.6Lと大きめなのでゴミ捨ての手間もそんなにはありません。
ILIFEのロボット掃除機比較や違いまとめ
ILIFE(アイライフ)社のロボット掃除機はロボット掃除機としての性能も問題なく、価格も安いので検討しやすい掃除機です。
一方で、バッテリー寿命は頭の中に入れておく必要があります。
ということで、様々なモデルがあるILIFE社のロボット掃除機ですが、1つの候補として検討してみてはいかがでしょうか?


