こんにちは。ロボット掃除機を色々試しているうちたけ(@uchitake_enjoy)です。
ロボット掃除機はルンバが有名ですが、価格が高いんですよね。
「価格が安いロボット掃除機はないかな~」と思って探していると見つかるのがILIFE(アイライフ)社のロボット掃除機です。ただ、
と思っている方も多いと思います。

そこで、今回はILIFE社製品の中ではミドルクラスにあたる「A6」というモデルのレビューをします。
ILIFE社のロボット掃除機の価格はリーズナブルなので、条件があえば有力候補の1つとして検討する価値アリです。
このレビュー記事では、A6の吸引力実験や、段差実験、騒音実験なども動画でまとめていますので、気になるところから見てください。
■関連リンク
✓ルンバも検討対象の方は
→ルンバ比較レビュー。主要全シリーズを使って分かった機種別の選び方
✓ルンバを含む他メーカーのロボット掃除機も比較検討したい方は
→ロボット掃除機はどれがいい?9種類23機種試したので比較する
ILIFE「A6」は中国製だが大丈夫か?

A6はロボット掃除機としての性能面に問題ありません。
私はルンバをはじめとして、パナソニックのルーロ、日立のミニマルを使ったことがあります。

これらと比較した時に、
と思ってます。しかも、価格は安いですしね。
ILIFE社のロボット掃除機はリーズナブルな価格帯

ルンバやルーロ、ミニマルは一番安いモデルでも3~4万円しますが、ILIFE(アイライフ)社のロボット掃除機は、多くのモデルが2万円台で購入できます。
中には2万円を切るようなモデルもあります。
安かろう、悪かろう。と思われるかもしれませんが、確かにルンバに比べると気になる点は結構あります。
しかし、ある条件下では、問題なくロボット掃除機の機能は果たしてくれています。

ILIFE「A6」が備える機能や特徴、スペック

大きさや重さ
A6の本体サイズは310×310×76(mm)でルンバに比べると一回り小さいです。
デザインが美しい

A6はデザインがシンプル美しいです。

しかし、本体を持つと指紋がつくので、気になる人は気になるかもしれません。
稼働時間や稼働面積
稼働時間も長く、最大で160分稼働できます。
我が家で稼働させる範囲は、リビング+ダイニング+1部屋(合計20畳ほど)くらいなんですが、2時間稼働しています。
一方、部屋の広さとはあまり関係なく、6畳ほどの狭い部屋でも、2時間くらい延々と掃除をしています。
おそらく、ILIFE社のコンセプトは、
何度も同じ場所を繰り返し走行させることで1度では吸引しきれなかったゴミを漏れなく吸引する。
なのかな?と個人的には考えています。

A6は一度ゴミの上を通過しただけではすべてのゴミを吸引しきれません。何度か同じところを通って最終的にゴミを吸引します。
そういう意味でA6が向いているのは、ある程度広さを持った家ではなく、1Kとか、1LDKくらいの家の方が性能を発揮しやすいと思います。
バーチャルウォールもついている

この価格帯のロボット掃除機にしては珍しくバーチャルウォールも付属されています。

仕切りのない部屋に行かせたくない場合などに、バーチャルウォールを設置しておけるので便利ですね。
複数の清掃パターン

部屋の形に合わせて以下の清掃パターンを選べます。
リモコンで予約可能

A6は専用のリモコンがついていて、15分単位でスケジュール予約が可能です。
「朝8時15分に掃除開始」と設定したら、毎日朝8時15分に動き出します。
ILIFE「A6」吸引力はどれくらい?段差は登る?
いろいろなシチュエーションを想定して、A6の吸引力実験をしました。
吸引力は?(フローリング、カーペット)
フローリングの上では、3mm角くらいの紙片であればある程度吸引します。1度や2度の走行では取り切れない場合も、何度も走行して最終的にはほとんど吸取っていきます。
ダストボックスの中身を確認すると、きちんと紙くずが吸引されていることが分かります。

カーペット等を敷いていても、A6は「紙くず」はある程度吸引します。
糸くず
しかし糸くずの場合、糸が絨毯に絡まっているとメイン(ラバー)ブラシだと厳しいです。
ただし、A6はブラシが2種類あって、メイン(ラバー)ブラシと、カーペット用ブラシがあります。

それぞれを状況にあわせてA6に装着することができます。


カーペット用のブラシを使うと、ある程度の糸くずは処理してくれました。
ただ、いちいちブラシを変更するのは面倒かな・・・という感じもしますね。
場合によっては、メインブラシではなく、カーペット用ブラシをメイン使いにすればいいのでは?と思いますが、カーペット用ブラシもデメリットがあります。
髪の毛やホコリが絡みやすいことです。下の写真は1回の走行で巻き付いたゴミですが、メンテナンスが面倒ですね。

段差はどれくらい登る?
我が家には置き畳(厚さ1cm)と、ラグ(厚さ1.5cm)があるんですが、このどちらも問題なく登っていきました。
しかし!問題は段差を登った後です。
ILIFEの問題点(デメリット)は段差を登る瞬間にあり!?
A6は段差は問題なく登れるんですが、段差を登った後に、最大の問題点があります。
段差を登った時に、ゴミを落としていくことです。

この問題があるため、カーペットなどを敷いている家庭だとA6は向きません。
逆に言えば、フローリングのみの部屋であれば問題ないですね。
※追記
今までメインブラシ(ラバーブラシ)の方がいいだろうと思って使っていたんですが、試しにカーペット用ブラシをメインで使ってみると、あまりこのような現象が起きませんでした。ただカーペット用ブラシは毛が絡みやすいのでメンテナンスは面倒ですね。ブラシは一長一短あります。
ILIFE「A6」音は静か
ILIFEのA6はとても音が静かです。
特にマンションに住んでいると近所迷惑を気にして夜に走行させることができません。
しかし、A6は静音性に優れているため、夜に走行させても問題ないレベルかな?という感じです。
「A6」と「A7」の比較。どっちがいい?

A6とA7で比較検討している方も多いと思います。
どっちがいいか?と言われれば、A7ですね。A6より高性能だからです。
A7は清掃システムも「Gen3」 というILIFE基準の中でA6より優れたシステム*を採用していますし、何よりスマホで予約時間を設定できるのがいいです。
家の中はロボット掃除機以外の家電のリモコンが多いので、リモコンはなるべく増やしたくないですよね。

その点、A7は1週間毎日異なる時間の設定ができるので、非常に便利です。

A6もA7なぜか値段はほとんど同じなので、A6を買うつもりがあるのであれば、A7の方がおすすめです。
ILIFE「A6」に対する口コミ
TwitterからA6に対する口コミをピックアップしてみました。
みなさん満足度は高そうですね。
コスパ抜群のロボット掃除機、iLife A7が17,000円台で買えるのは今しかないです!A6を持ってますが我が家では満足度100%です。
可処分時間を作りたい人は是非!#Amazonサイバーマンデー #Amazon https://t.co/8OGfQpM3Fc— 定時で帰るために勉強する人@3歳娘の親 (@make_experience) 2018年12月8日
ホームセンターで5000円くらいで買ったロボット掃除機を使っていたのだけど、さすがに使いづらさを感じてAmazonプライムセールでILIFEのA6を購入してみたら、なにこれ!!!めっちゃ静かやん!!!体感で前のやつの30%くらいの騒音……。あと何もないところでキュッ!って方向転換しててAIしゅごい感あ
— attin (@i0leon) 2018年7月20日
ILIFE「A6」は1人暮らしやDINKsカップル向けのロボット掃除機
ここまで見てきたように、ILIFE社のA6は以下のような特徴があります。
(1)一度の走行では吸引しきれないゴミがあるが、複数回走行することで粘り強くゴミを吸い取る
(2)フローリングや畳の掃除は問題ないが、絨毯は多少苦手
(3)段差は登れるが、登る時にゴミを放置していく傾向がある
(4)静音性に優れている
(5)他社製品に比べて価格が安く、コストパフォーマンスに優れている
※(2)(3)はメインブラシではなく絨毯用ブラシを普段使いにすることで解決する可能性あり。ただし絨毯用ブラシの方はブラシに毛が絡みやすいので、メンテナンスは面倒。
以上の特徴から、A6の導入に向いている家庭は、
・1人暮らしかDINKsのカップルで、1Kや1LDKくらいの家に住んでいる方
・カーペットや絨毯などの段差があるものを置いていない家
・夜にロボット掃除機を動かしたいと思っている方
・とにかく価格の安いロボット掃除機を購入したい方
ということになります。
何よりA6は価格が安くてコスパがいいので、初めてロボット掃除機の導入を検討している方にはおすすめの製品です。
購入を迷っている方は、レンタルするのも一つの手です。私もA6はレンティオというサイトからレンタルしました。レンタルは以下からできます。