特に小さい子供がいると、布団についているダニやハウスダストは気になりますよね。
ふとんクリーナーと言えば、レイコップかダイソンの2択になりますが、はっきり言ってどっちを買えばいいのか迷います。
なぜなら、両社の主張が対立しているからです。
レイコップであれば、「RAYCOP RN(レイコップアールエヌ)」や、「RAYCOP RS2(レイコップアールツー)」あたりが人気で価格も手ごろ感があります。
ダイソンであれば、「Dyson V7 Mattress(ダイソンV7マットレス)」がふとん掃除に特化したモデルになります。
この人気の2メーカー、それぞれふとん掃除に対するアプローチが異なっていて、互いに遠回しに
レイコップ「ダイソンの掃除の方法は良くない」
ダイソン「レイコップの掃除の方法は良くない」
と言い合っていてちょっと面白いです。
そんなこと言われると、どっちを信じればいいのかわからないですが、それぞれの主張をまず見ていきたいと思います。
レイコップとダイソン、布団掃除に対するアプローチの違い
レイコップとダイソンは、布団掃除に対する考え方が違います。
考え方が違えば、掃除に対するアプローチも違いますし、機能が違ってきて当然ですよね。
それは、それぞれが作っている動画を見れば、その違いが分かりやすいです。
それぞれが、それぞれを遠回しにディスっているのでちょっと面白いです。ナレーターも似ているのもちょっと注目です。
まずは動画を一部かき起こししたものをベースに、それぞれの主張を見ていきたいと思います。
レイコップの主張
(上記動画より以下一部抜粋)
一般的に、ふとんには数十万から数百万のダニが潜んでいます。
ダニのフンや死骸は人の体内に取り込まれるとアレルギーを引き起こす可能性があります。
ダニの大部分は布団の内部ではなく、布団の表面にいます。
人間のアカやフケなどの老廃物がダニのエサとなるからです。
天日干しだけでは全てのダニを含むハウスダストは除去できません。
(略)
ダニを含むハウスダストに効果的なレイコップ独自の技術「光クリーンメカニズム」

UV-Cによってダニの動きを抑制し、ダニのフンや死骸を含むハウスダストをたたいて効率的に除去します。

生きているダニは、吸引力だけで全てを除去することは困難です。
UV-Cランプは生きているダニに効果があります。

UV-Cを照射することでダニの動きを抑制。ダニの孵化率は軽減され、ダニが繁殖しにくい環境を作ります。
(以下略)
簡単にまとめると、
レイコップの主張
・ダニなどは、体内に取り込まれるとアレルギーを引き起こす可能性がある
・天日干しだけではダニを含むハウスダストは除去できない
・ダニは布団の内部ではなく、表面にいる
・布団をたたいてダニなどを浮き上がらせて、吸引する
・UV-Cで生きているダニの動きを抑制可能
ダニは表面にいる
生きているダニも対象
ということをポイントにしているというのが注目点です。
ダイソンの主張
https://www.youtube.com/watch?v=uO6QV6vgc_c
(上記動画より以下一部抜粋)
一般的に、布団やベッドには数百万匹ものダニやその死骸が存在しています。
はがれ落ちた皮膚をエサとして、ダニは1日に約20回もフンをします。
それらは体内に取り込まれ、皮膚炎や喘息などアレルギーの原因となりえます。
布団を干すことで乾燥させることはできても、アレルギーの原因となりえる、ダニの死骸やフンを含むハウスダストを取り除くことは困難です。
一般的な布団クリーナーの中には、UVライトを搭載したものがあります。
しかし、布1枚の厚さでもUVライトのほとんどが遮られ、布団の内部まで届かない恐れがあります。

強力な吸引力で取り除かない限り、ダニの死骸などのダニアレルゲンは布団に取り残される可能性があるのです。
ハウスダストを取り除く効果的な方法。それはパワフルな吸引力です。
ダイソンデジタルモーターを搭載したダイソン布団クリーナーは、布団の奥深くまで届く、高い吸引力を実現。

パワフルなモーターヘッドが、ベッドや布団の繊維の中から最も多くのハウスダストを取り除きます。

(以下略)
簡単にまとめると、
ダイソンの主張
・ダニなどは、体内に取り込まれるとアレルギーを引き起こす可能性がある
・天日干しだけではダニを含むハウスダストは除去できない
・ダニなどの死骸は布団の内部にも存在する
・UVライトは布一枚はさむと届かない。強力な吸引力が必要
ダニは布団の内部にもいる
生きているダニについては言及していない
というのがポイントです。
というか、驚くほど映像の構成も似ているし、ナレーターの声も似ているし、互いに意識しまくっているのが面白いですね。
レイコップとダイソンの主張、どちらが正しいのか?
分かりません。こればっかりは素人には分からない。
ダニやその死骸がアレルギーを引き起こす可能性がある。というのは両社一致しています。布団クリーナー買わなきゃ。ってなりますよね。
ただ、ダニたちがいる場所がどこか?という点において大きな主張の違いがあります。
レイコップは、ダニは表面にいる。
ダイソンは、ダニは内部にまで潜んでいる。
と主張しています。
ダニの多くは布団の表面にいる、というのも「そうだよね」とも思いますし、いやいや、内部にもいるんですよ。といわれれば「ですよね~」と思います。
ま、どっちにもいるんでしょうね。いると思う。
また、生きているダニまで対象にしているのか、していないのか(あるいは言及していないのか)という点も異なります。
レイコップは、生きているダニはUVで動きを鈍らせて吸いましょう
ダイソンは、死んでいるダニにしか言及していない(少なくとも動画内では)
という違いがあります。
また、生きているダニは、吸引力だけじゃ吸い取れない。だからUVで動きを抑制します。と言われれば「フムフム」と思いますし、いや、ダイソンは吸引力がパワフルだから、ダニが生きていようがいまいが吸えるよ!と言われれば「なるほど」と思います。
結局、わからん。
レイコップとダイソン吸引力の違い
一応以下の動画でダイソンVSレイコップの吸引力実験をしていて、ダイソンの方がよく布団内部のチリが取れてます。という主張をしているんですが(多分ダイソン主催のイベント)
まあ、そもそもレイコップは布団の内部なんて気にして設計してないし、ダイソンの土俵(吸引力)で戦えばまあ、そうだよね。という感じもします。
あと、この動画は4年前なので、かなり古いモデルでの比較です。念のため。
ではレイコップとダイソン、どっちを買うのか?
レイコップの主張が正しいよね。と思えば、レイコップですし、ダイソンの方が正しいこと言ってそう。と思えば、ダイソンを買えばいいと思います。
え?当たり前だろって?
まあ、そうなんですけど。
どっちが正しいか分からないから決められないんだ!という方のために、それぞれの主張以外で比較できるポイントを挙げてみます。
値段
重要。超重要ですね。モデルによっても違いますが、結論から言えば、レイコップの方が安いことが多いです。
人気モデルの「RAYCOP RN(レイコップアールエヌ)」は定価で24,840円(税込)。
「RAYCOP RS2(レイコップアールエスツー)」は定価で33,800円(税込)。
布団クリーナーとされている「Dyson V7 Mattress(ダイソンV7マットレス)」は定価で37,800円(税込)です。
※ダイソン公式で安売りされていることあり。27,800円くらいの時もありました。その時々の値決めは謎です。公式でなければ2.7万円前後で売られていることが多いです
一応、「されている」と書いたんですが、安いモデルの「Dyson V7 Trigger(ダイソンV7トリガー)」でも代替可能だと思います。個人的には。
「Dyson V7 Trigger」は「Dyson V7 Mattress」と同じV7シリーズですが、ダイソンにおいてシリーズの違いは「付属品」の違いです。性能による違いはありません。
「Dyson V7 Mattress」は「Dyson V7 Trigger」より付属品の数が多いのですが、その中の一つに布団用のノズルである「フトンツール」が含まれています。
なので、フトンツールだけ追加で欲しい場合には「Dyson V7 Trigger」と別売りの「フトンツール」を買うという方法もあり、その方が安上がりです。詳しくは以下の記事にまとめています。

扱いやすさ(重さ)
手持ちで動かすので、軽い方が扱いやすいでしょう。特に女性であれば軽ければ軽いほどいいと思います。
「RAYCOP RN」は1.9kg、「Dyson V7 Mattress」は1.76kgと、多少「Dyson V7 Mattress」の方が軽いです。が、ノズルを付けたらそんなに重さは変わらないかもしれません。
「RAYCOP RS2」は2.4kgなのでレイコップの方が重いですね。500mlのペットボトル1本分くらいでしょうか。
使い勝手


レイコップ(RAYCOP RN)は布団掃除のみですが、ダイソンは、いろいろなところが掃除できます。
これが一番の違いかもしれないですね。
ソファの隙間や、テレビボードの上など、ハンディタイプの掃除機なので、いろいろなところで使えます。


どうせ買うなら色々なところを掃除したい。ということであれば、ダイソンを買った方がいいですね。
ちなみに、私はそういう理由でダイソンにしました。
レイコップ、ダイソンを比較してみて
ここまで見てきたように、当然のことながら、レイコップ、ダイソンともにアレルギーの原因になりうるので、布団の掃除はきちんとした方がいいよ。というスタンスです。
ただ、掃除の仕方のアプローチ方法がそれぞれ違い、それによって特化している機能が異なります。
どちらが正しいのか、はっきり言って素人には分からないので「こっちの主張が正しそう。」と思う方を買うことになります。
が、ほかにも価格や用途の広さなど、見るべきポイントはありますね。
ご自身の目的に合わせて、どちらを購入すべきか検討してみてはいかがでしょうか?
DysonV7シリーズ関連リンク
▼Dyson V7 Trigger(ダイソンV7トリガー)のレビュー



▼Dyson V7シリーズ4モデルの違い(Trigger,Mattress,Car+Boat,Triggerpro)



▼実際にDyson V7 Triggerの吸引力ってどのくらいあるの?と思う方に



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