ジュニアNISAで将来の教育資金の一部を運用しているうちたけ(@uchitake_enjoy)です。
わが家では学資保険とジュニアNISAを併用しています。
学資保険とジュニアNISAは比較されることも多いかと思いますが、どちらも一長一短あり、一概にどちらがベストだ。とも言い切れません。
であれば、どちらも活用してしまおう。ということで学資保険、ジュニアNISAを併用しています。
学資保険は「守り」、ジュニアNISAは「攻め」のイメージで考えています。
詳しくは以下の記事でまとめています。

当然ながらジュニアNISAは「投資」なので元本保証ではありません。
ですが、うまく運用ができればそれなりのリターンを得られる可能性もあります。
また子供への金融教育という意味でも、将来的には活用できるかもしれないな。と思っています。
この記事ではジュニアNISAのメリット・デメリットや制度の特徴などについてまとめていきます。
選べる投資信託の数も多く、自分にあった銘柄を見つけることができると思います。
ジュニアNISAではネット証券で唯一、海外株式の売買も可能です。
おすすめ度 |
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ジュニアNISAとは?
ジュニアNISAとは、未成年(0歳~19歳)の子供の将来に向けた資産形成のための制度です。
2016年にスタートした非課税制度です。
投資の運用益に対する非課税制度は、iDeCo(イデコ)やつみたてNISA、一般NISAなどがありますが、ジュニアNISAもその中の一つです。
ジュニアNISAはその名の通り、子供の将来に備えた投資制度となっています。
そのため、一般NISAやつみたてNISAとは違う特徴や制限があるんですね。
ジュニアNISAの概要・メリット
ジュニアNISAの対象者
対象者は日本に居住する0歳から19歳までの未成年者が対象です。
ジュニアNISAのメリットは?
基本的に投資の運用で得た利益(運用益)に対しては20%程度の税金がかかります。
例えば10万円を株式投資し、運用して資産が12万円になったら、2万円の運用益です。これを現金化しようと思うと、2万円に対して約20%の税金が課せられます。
だいたい4,000円(2万円×20%)くらいの税金ですね。差し引きで11.6万円が手元に残るということになります。
これに対して、ジュニアNISAの制度を使うと一定の枠内であれば、投資で得た運用益が非課税になる。というのがメリットです。
ジュニアNISAの非課税枠や非課税期間は?


ジュニアNISAの非課税枠は年間80万円、非課税期間は最長5年間となっていて、2023年まで利用が可能です。最大で400万円まで非課税枠で運用できます(80万円×5年)
ここ、ちょっと分かりにくいんですが、ジュニアNISAの枠を使って投資を開始できるのが2023年までですよ。ということです。
そして「非課税期間」は投資をした年を基準にして5年間という意味なんですね。
例えば、2019年に投資をしたら、2023年までの5年間が非課税期間、2020年の枠は2024年までが非課税期間・・・・となり、2023年の枠は2027までが非課税期間、ということです。
ただ、2023年の期限が伸びるかも?という話もあり、今後の動向は見守る必要があります。
ジュニアNISAと一般NISA、つみたてNISAとの違い
NISAにはいろいろな種類があります。できた順番としては、まず(一般)NISAができ、次にジュニアNISA、そして最後につみたてNISAと次々に制度が作られていきました。
それぞれ似たような特徴もあれば、当然ながら違う部分もあります。
簡単に(一般)NISA、ジュニアNISA、つみたてNISAの違いを以下の表にまとめています。
NISA | ジュニアNISA | つみたてNISA | |
対象年齢 | 20歳以上 | 0~19歳 | 20歳以上 |
年間非課税枠 | 120万円 | 80万円 | 40万円 |
非課税期間 | 5年間 | 5年間 | 20年間 |
投資可能期間 | 2014年~2023年 | 2016年~2023年 | 2018年~2037年 |
買付方法 | 一括、積立 | 一括、積立 | 積立のみ |
払い出し制限 | なし | 18歳になるまで 制限あり | なし |
つみたてNISAについては以下の記事で詳しくまとめています。
https://enjoy-100years-life.com/tsumitate-nisa/
ジュニアNISAで5年間運用した後はロールオーバーができる
さて、では5年後はどうなるの?という疑問が出てきますよね。
そのあとは課税されてしまうのでしょうか?
下の図を見れば分かりますが、5年後は「継続管理勘定(ロールオーバー用)」という扱いとなり、20歳になるまで非課税で保有することができることになっています。


安心ですね。
なお、ジュニアNISA制度期間内に20歳になる場合には、20歳である年の1月1日に自動的にNISA口座が開設されます。
この際、一般NISAにするか、つみたてNISAにするか選択することが可能です。
ジュニアNISAの対象商品は?


上場株式や投資信託、ETF、REITなどが対象です。
証券会社によっては海外株式を扱える証券会社もあります(SBI証券)
ジュニアNISAのデメリット・注意したいこと
ジュニアNISAのメリットはお分かりいただけたと思いますが、デメリットや注意しておくべきことがあります。
払い出し制限がある
ジュニアNISAは子供の将来に向けた長期的な投資という位置づけであるため、災害時などの特別な場合を除き、原則18歳まで払い出しすることができません。
つまり、何かお金が必要になったときに簡単に現金化できない。というデメリットがあります。
ただし、払い出しが不可能なわけではない
どうしても途中で払い出しをしたい場合は、全部を解約することで可能ですが、ジュニアNISA口座で受け取った過去の利益に対してさかのぼって全て課税されることになります。
まあ、非課税枠のメリットを使えなくなり、普通の投資と変わらない条件になるということですね。
ジュニアNISA口座開設にあたり気に留めておくこと
実際に私がジュニアNISAの口座を開設するにあたり、注意点というか、多少面倒だな~と思ったのは以下の点です。
・親権者(親)が当該の証券会社の総合口座を持っている必要がある
・子供名義の銀行口座が必要
親権者の証券口座開設が必要に
これはSBI証券、楽天証券に限った話ではないのですが、子供名義で運用する以上は必要な手続きですね。
なので、すでにSBI証券で口座を持っている方はSBI証券でジュニアNISAの口座を開設する方が早いですし、楽天証券で口座を持っていたら楽天証券のジュニアNISAの方が楽です。
親権者が証券会社の口座を開いていない場合はまず手続きが必要になるので、以下から口座開設を行ってください。
親権者が自身の口座開設を行う場合
子供名義で銀行口座を作るなら、おすすめの銀行は?
また、銀行口座は各証券会社の関連会社で作りたいところではありますが、SBI証券関連の住信SBIネット銀行は15歳以上でないと口座が作れません。
なので、銀行口座を作るなら楽天銀行が一番おすすめですね。
楽天銀行であればSBI証券とも提携しているため、SBI証券の口座への入金手数料が無料ですし、もちろん楽天証券への入金は無料です。
ジュニアNISAの口座はどこで開く?
ネット証券の方が使い勝手もいいですしおすすめです。
その中でもネット証券最大手のSBI証券はサービスラインナップも充実しており、ジュニアNISAの口座を開くなら一番のおすすめです。
SBI証券はネット証券で唯一、海外株式の取引ができます。
次におすすめなのは楽天証券です。楽天証券は海外株式の取引ができませんが、海外株を検討していない方は楽天証券でも十分です。
ジュニアNISAにおけるSBI証券、楽天証券の特徴は以下の記事でまとめています。
SBI証券の特徴



楽天証券の特徴



ジュニアNISAで子供の将来に向けた資産形成を
ジュニアNISAは絶対にやった方がいい!というものでもないと思います。
本当に手堅くいくなら、学資保険や預金の方が良いという考え方もあります。
ただ、子供が大学に行くころ、現在のお金の価値がこのままである保証もないですし、預金だけでは実質的に資産価値が目減りしてしまう可能性もあります。
将来に向けた資金の一部をジュニアNISAなどを活用して投資にまわすことで、ある程度のリスクヘッジになるのではないかな~。と私は思っています。
いずれにしてもジュニアNISAにはメリット・デメリットがあり、そもそも必要かどうか否か。という判断も必要になってきますが、一度検討をしてみるのは価値があると思います。
ジュニアNISAおすすめの証券会社で口座を開設する
ジュニアNISAにおいては、親権者が総合口座を持っていないとジュニアNISAの口座開設ができません。口座を持っていない場合は、まず親権者の口座開設をしましょう。
選べる投資信託の数も多く、自分にあった銘柄を見つけることができると思います。
ジュニアNISAではネット証券で唯一、海外株式の売買も可能です。
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投資信託の数もトップクラスのラインナップを誇ります。
管理画面も使いやすく、簡単に投資の設定をすることができます。
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