雑記

【マネジメント】度量の狭い上司が、部下の成長を促すには

「上司」「部下」みたいな表現をしましたが、そもそも自分は、上司、部下っていう表現がしっくりきてないんですよね。なんか偉そうだし。

で、「仲間」とかいうのも違うのかなと。気持ち悪いし

なので自分は、第3者に対していわゆる「部下」のことを表現するときに、「チームのメンバー」とか「一緒に働いてる人(子)」みたいな言い方をしてるんですが、未だにしっくりきた表現が見つかっていません。

でもこの記事の中では分かりやすく役割分担として指揮系統の上にいる人を「上司」、下についている人を「部下」と表現します。

まあ、そんなことはどうでもいいんで、本題です。

部下のマネジメントって難しい

自分は今、社員数名のベンチャー企業で中間管理職的な立場にいます。
誰かの部下であり、誰かの上司であるわけです

誰かの部下であることは起業でもしない限り、どこかの会社に入れば自動的にそうなるのである程度慣れていると思うんですが、上司という立場というのは、まあ、自動的になるものでもないじゃないですか。

で、誰かの上司になってマネジメントをする、ということはとても難しいことです。

世の中に「部下論」なんてものはほとんどないですが、「マネジメント論」はあふれていますよね。
それだけニーズもあるし、マネジメントは難しいということなんだと思います。

自分は「マネジメント論」なんて偉そうに語れるものは持ち合わせていないので、今日は自分みたいな「度量の狭い上司」が感じている、マネジメントって難しいよね。みたいな毒にも薬にもならないことを書いていこうと思います。

失敗させることの難しさ

そもそも、今日そんなことを書こうと思ったのは以下の記事がきっかけなんですが

大切なのは、失敗から学びを得て成長すること。丸亀製麺流「人の育て方」

簡単に抜粋しながらまとめると、丸亀製麺などで有名なトリドールという企業は

失敗は未然に防ぐものというより、失敗から学びを得て成長することが尊いのだという考えが社内に行きわたっています

そもそもトリドールは上司の指示に従う優秀なサラリーマンを育てるのではなく、自分で考えて行動できる人、そしてゆくゆくは経営者になれる人を要請したいと考えている

失敗を恐れない人材をそだてたいのであれば、まずは自分自身が部下の失敗を恐れない人物になるべきだということ。そうでないと、失敗を容認する職場にはならない

ということで、失敗をおそれず、部下にどんどんチャレンジさせて失敗を経験させよと。
その失敗を糧に部下の成長を促せ、というようなことを言っています。

これ、その通りだと思います
完全に同意します。理想的にはね。

自分で考えて行動する人がいいなんていうのは、世の中の部下をもつ上司がみんな考えていることなんじゃないでしょうか。

失敗をしてもいい、失敗をおそれるな。
失敗を糧に、成長してくれ。

そんなことを言ってみたいです。自分も。

一方で、

どのような行動をとったらお客様に喜んでもらえて、同時にお客様のためになるのか(中略)「この行動をとったら評価してもらえる」とわかれば、継続してその行動をとろうという意欲がわいてくるはず

丸亀製麺とトリドールが成功したのは(中略)常に「お客様のニーズやウォンツはなにか」ということを考えて店舗運営に反映し、効率や競合に競り勝つことを最優先しなかったからこそ、それが結果につながった

というようなことも書いています。
ビジネスをしている以上、お客さんは大事だし、お客さんの立場に立って、常に何が求められているのか考えながら行動する、というのは基本的な姿勢です。

完全に同意です

ですが、この2つを両立させるのがとても難しい
この完全に正しい、2つの美しい正論を、両立させることの、いかに難しいことか

部下には成長してほしい。
そのためには失敗を恐れず、どんどんチャレンジさせる。

でもさ、ビジネスしている以上、「お客さん」って常にいるし、その失敗がお客さんの迷惑になってしまうことってない?

とも思うんです。

もちろん、業態や職種(仕事内容)によっては必ずしも

チャレンジさせて失敗させる→ダイレクトにお客さんに迷惑がかかる

というのが当てはまるとは限らないとは思います。

トリドールの記事の中のニュアンスをくみ取っても、そんなことは想定していないことはわかる。

でも、「部下に成長してもらう」という観点でいえば、「失敗をする」という経験は「成長する」上でとても重要だ。

というのは自分自身、大きな失敗を経験した身としてはとてもよく分かるんです。

私自身の失敗経験

新卒で入った会社でのことです。

自分はあるクライアントのために、冊子を作っていました。

原稿作って、ページ構成して、デザイナーにデザインしてもらって、印刷して納品する、そんなことです。

私は新卒から一貫して今もずっと営業なんですが、社員数名の会社っていうのはほとんど全部自分でやるんですね
営業から企画、構成、原稿作成、チェック、云々。

印刷用のデータが出来上がって、クライアントに確認してもらって、3万部、印刷して納品したんです。

そしたらクライアントから電話がかかってきて、原稿に間違い(タイプミス)があると。
3万部の印刷終わったあとに。

しかもクライアントがその冊子を使うのは2日後だと。

冷汗が止まりませんでした

何とか原稿を直して、印刷会社に無理矢理スケジュールを調整してもらってギリギリ納品したんですが、たくさんの人に迷惑をかけた。

当然、クライアントに原稿を確認してもらっているので、責任という意味ではどっちもどっちだ、という見方もできますが、やはり

「自分がミスしてしまった」
「お客さんはもちろん、たくさんの人に迷惑をかけてしまった」

という思いは強く、自分はそれ以来、いかにミスをしないような作業工程にするか、どのようなところをチェックするか、ということを徹底的にやりました。

今は別の仕事をしていますが、それ以来、私はお客さんに大きな迷惑をかけるようなミスはしていないつもりです。(いや、お前、あの時の〇〇のこと、俺は忘れてねーよ、という人がいたら本当にすいません。)

まあこれはチャレンジして失敗をした、というよりは、しかるべき作業工程を踏んでいなかったために失敗(ミス)をしたという類のものなので、ちょっと違うかもしれませんが、この失敗の経験は私の大きな糧になっています

現在、どんなマネジメントをしているのか

ミスをさせないマネジメント

今働いている会社は映像の制作とか、撮影関係の仕事をしているんですが、年に2回大きな繁忙期というのがあります。

撮影だけで1か月数十件あったり、それに伴う編集作業があったりと、かなりテンテコマイになります。

そのスケジューリングがすごく大変なんですが、1つでも手配にミスがあるとお客さんに迷惑がかかることになります。

撮影日にカメラマンがいませんでした、とかシャレになりませんからね

他にも映像編集で抜け漏れがないかとか、修正内容が反映されているのかとか、いろいろチェックしなければなりません。

長くなるので省略しますが、そういった細かいスケジューリング管理とか、チェックとか、徹底的にやっています。

当然クライアントそれぞれに対して各営業がついているんですが、そういったものを営業1人で管理させるのではなく、全体で管理して、全員でチェックしあうような仕組みを作っています

ミスをさせないためです。
クライアントに迷惑をかけないためです。

自分でもかなりのマイクロマネジメントだと思っています。

これは先ほどお話した、自分自身の大きな失敗の経験に基づくものです

一方で、こう思うのです。

私からの指示で、徹底的にチェックをし、なるべくミスのない仕組みはある程度できた。

でも、部下は本当に、それで成長するのかと。

私に言われているからやっているだけではないのかと。

自分ゴトとして捉えてくれているのだろうかと。

やはりお客さんに怒られるようなミスを一度でもしないと分からないのではないかと

突然ですが、うちの会社の代表(私の上司ですね)、ほとんど現場のことも分かってない感じですし、一日会社にいなくてもまあ困らない感じなんですが、たまに良いこというんですよ。

教育は、君が教育した人ができるようになっても本当に教育が完了したとは言わない
君が教育した人の、さらに教育した人(部下の部下ということですね)ができるようになったら、それは本当に「伝わっている」ということだその時、初めて教育が完了したといえる

なるほどな、と思いました。

私がうるさく言っているので、その時部下はできるかもしれない。
でも表面的な理解しかしていなかったのであれば、それは一時的なものなんだと。

今は部下の部下がいるような組織ではないので、現時点で私の「教育」が正しいのかは分かりません。
幸い、私の部下はきちんとやってくれているので、きちんと伝わっていることを願っていますが。

トライさせるマネジメント

ミスをさせないマネジメントは、やはりお客さんがいることなので、外せない。

しかし、敢えてミスをさせなくても、部下が成長する方法というのもあるのではないかと思います。

お客さんに迷惑がかからない範囲で、というのがやはり前提にはなるのですが、
少しずつ、やることや権限を渡していって、自分の頭で考える要素を増やしていっています

基本的に指示をしているだけでは、受動的に動かされているだけなので、なるべく指示を出さずに、自由な部分を増やしていき、トライをしてもらうようなイメージです。

度量が狭い上司としては、「チャレンジ」とまでいってしまうと、なんかいきなりぶっ飛んでいってしまう感じがするので「トライ」というニュアンスではあるのですが、少しずつ、少しずつ、彼らの能力を超えるような負荷のかけ方をするようにも心掛けています

例えば営業に関してで言えば、

営業ターゲットを絞って指示をしていたところを、自分で営業ターゲットの選定をさせる

とか

会社全体の方針を受けた上で、自分で営業戦略を立てて実行してもらう

とか、そんなところですね。
※まあ、上と下はだいぶレベルが離れた話ですが。

トライ&エラーを繰り返しながら、少しずつ成長してくれているなあという実感もあり、こちらは何となくうまくいっている気もします(分かりませんが)

結局、何を言いたいのか

難しいです。マネジメント、ムズカシイ。

もちろん、いろんなマネジメントの方法ってあると思うんです。定義もわからない。
今日は「部下の成長を促すマネジメント」という観点で書いてみたつもりですが、
マネージャーというのは結果責任も伴うわけで、部下の成長を促した結果の、その先、というところも考えるべきなんだとは思います。

「部下の成長を促すマネジメント」という観点でいえば、この記事を書いているうちになんとなく考えがまとまってきたような気もしているのですが、チャレンジさせて失敗を経験させる、ということと、お客さんに迷惑をかけない、というのは必ずしも二項対立ではないとは思いました

ただし、チャレンジした結果ミスが起こり、お客さんに迷惑がかかることが想定されるのに、ミスを防がないようなマネジメント、というのも違う気がする

なのでやはりお客さんの迷惑になってしまわないような「ミスをさせないマネジメント」というのを一方でしつつ、お客さんの迷惑にならない範囲の中での「トライ&エラー」を繰り返させるような環境を作って部下の成長を促す、という形がいいのかな、というのが度量の狭い上司の限界の見解かなと思ってます。

じゃあ具体的になんだよ、ということなんですが。

マネジメント、ムズカシイですよね。

終わり!?
※先輩方、ご意見ください。

ブログを始めたばかりで昨日までと平仄が全然あってないような書き方になりましたが、結果的に今日はこんなスタイルになりました。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

もし少しでも役に立ったり面白かったりしたらポチっ↓とお願いします!!励みになります。にほんブログ村 ベンチャーブログへ