つみたてNISA

「つみたてNISAのデメリット」は本当なのか?FP取得者が考察してみる

つみたてNISAのデメリットは本当にデメリットなのか?

こんにちは。FP2級、つみたてNISA(積立NISA)歴1年のうちたけ(@uchitake_enjoy)です。

これからつみたてNISAを始めようと考えている方で、慎重な人は「つみたてNISAのデメリットってないの?」と思われて調べた方も多いと思います。

メリットがあるものには裏がある。そう、そういった考えかたは非常に重要ですよね。

私はつみたてNISAを始めて1年になりますが、現時点で特にデメリットを感じたことはありません。

そこであらためて世の中でよく言われている「つみたてNISAのデメリット」について調べてみました。

つみたてNISAのデメリットでよく挙げられているのが主に以下5点です。

・投資できる金額が少ない
・投資できる対象(銘柄・商品)が限られている
・元本割れの可能性がある
・損益通算できない
・商品のスイッチングができない

でもこれって、投資経験の有無によって感じるデメリット/メリットもありそうですし、デメリットというよりはただの注意点みたいなものも含まれます

確かに、投資経験が豊富な方や、いくつかの証券口座を開いて投資をしている方にとってはデメリットになるものもあります。

しかし、つみたてNISAは主に投資初心者向けに設計された制度だということを考えると、デメリットというよりはメリットになりうる事項も含まれるんじゃないかなと思うんですよね。

要するに、「誰の立場で考えるのか」や「何と比較するのか」によって、全然違ってくる。ということです。

なので、この記事では、主に投資経験初心者にとって、上で挙げたような点はデメリットになるのか?という点を検証してみたいと思います。

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つみたてNISA(積立NISA)のデメリット(1)「投資できる金額が少ない」はデメリットなのか?

つみたてNISAの投資金額は本当に少ないのか?つみたてNISAの投資金額は本当に少ないのか?

つみたてNISAは1年ごとに「枠」が設けられていて、年間の投資「枠」40万円までは、その後20年間で得た利益に対しては非課税です。

これがつみたてNISAのメリットです。一方で、投資枠の金額が少ないことがデメリットだと言われています。

この40万円の枠が少ないとみるか、多いとみるかは、立場によっても違いますよね。

年間で40万円なので、1カ月あたりの平均は約3.3万円です。

3.3万円も投資にまわす余裕がない!という人もいれば、全然余裕だよ。という人もいるでしょう。

結婚をしている/していない、子供がいる/いないによっても変わってきます。

立場によっても感じ方は違うのに、ではなぜ「投資できる金額が少ない」と言われているのでしょうか?

それは一般のNISA(やジュニアNISA)と比べているからです

一般のNISAは、年間で120万円の非課税枠が設けられています。

ジュニアNISAだと年間80万円です。

これらに比べると、確かにつみたてNISAの非課税枠が少ないことが分かります。

しかし、一般NISAで投資できるのは5年間。つまり、120万円×5年=600万円分です。

一方で、つみたてNISAで投資ができるのは20年間、つまり40万円×20年=800万円分が非課税になります。
(※投資可能期間は2037年までなので、2019年から投資を開始する場合、実質40万円×19年=760万円です)

つみたてNISA非課税期間イメージつみたてNISA非課税期間イメージ

「非課税枠」自体は、つみたてNISAの方が実は多いんですね。

なので、「投資できる金額が少ない」というのは、一般NISAなどに比べて、1年で投資できる金額が少ない

ということなのです。

まあ、お金をいっぱい持っている人にとっては物足りない。ということでしょうか。

そういうことでしょうね。私には関係ないですね。(笑)

つみたてNISA(積立NISA)のデメリット(2)「投資できる対象(銘柄・商品)が限られている」はデメリットなのか?

つみたてNISAの投資対象(銘柄・商品)は確かに限定されています。一部ETFを含みますが、主に投資信託の銘柄に限定されていて、銘柄数は約160銘柄程度です。

でも、なぜ限定されているのか?というのが重要です。

一般的に投資信託というのは、個別株などに比べて投資初心者にとっても投資しやすい金融商品だと言われています

ソニーとか、パナソニックとか1社の銘柄を買おうと思ったら、数10万円単位で投資金額が必要になります。

また、個別の株式を数銘柄しか保有をしていないと、1社の業績次第で自分の資産が大きく目減りする可能性もあります。

その点、投資信託というのは100円程度から購入することができ、しかも、複数の銘柄に分散して投資をした、いわば「パッケージ商品」になっています。

そのため、株式投資に比べると、値幅のブレが少ないというのも特徴の一つです。

投資初心者にも投資をしやすい投資信託ですが、中にはパフォーマンスが悪かったり、設定がよくない投資信託も混じっていて、玉石混交であるのも事実です。

現在、投資信託は6,000本程度世の中に存在しますが、その中から良いものを選ぶのは、素人にはなかなか大変です。

そこで、金融庁が厳格な基準で投資信託(+ETF)を選定し、投資家にも選びやすい形にしたのが「つみたてNISA」なんですね。

そういった意味では、投資できる対象が限定されているというのは、投資初心者にとってはメリットだと思います。

投資に慣れている人や投資が好きな人だと物足りなく感じるんでしょうけどね。(1)と同じです。
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つみたてNISA(積立NISA)のデメリット(3)「元本割れの可能性がある」はデメリットなのか?

投資ってそういうものだよね投資ってそういうものだよね

いや、これはデメリットなのか?と言われれば、その通りです。というしかありません。

そもそも「投資」というものはそういうものです。元本割れを起こす可能性は当然あります。短期的にみたら、元本割れする確率も高いでしょう。

しかし、ここでも重要なのは「何と比較するのか?」です。

お分かりだと思いますが、これは「貯金・預金」と比較した場合ですね。

貯金・預金は元本割れがありません。

一方で、銀行に預けても利子は「雀の涙」程度。お金を文字通り「預けている」だけの状態です。増えません。

それでもいいんだ。という人は、それでいいでしょう。全くそれを否定するものではありませんし、元本割れをしない資産を保有しておくというのは重要だと思います

私も「預金にまわすお金」と「投資にまわすお金」を分けています。投資にまわすお金は、基本的には余剰資金です。

しかし、将来、老後のことなどを考えると、年金だけでは暮らしていけない。というのはよく聞く話ですね。

実際に、ある試算によれば、生活にかかるお金より年金でもらえる額の方が少ないため、資産を切り崩していく必要があると言われています。

詳しくは以下でまとめていますのでご興味があればお目通しください。

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その時に切り崩す資産をどう確保するのか?というのが重要なポイントです。

・預金でコツコツ貯めていくのか(利子で増えないけど)
・投資にまわして、リターンを期待しながら運用していくのか(元本割れの可能性があるけど)

ということでしょう。これは価値観や考え方次第なのでどちらが正解というのは言うつもりはありません。

しいていうなら、投資は元本割れのリスクもありますが、長期的に、コツコツと分散投資をしていくことで、元本割れの可能性を抑えつつ、ある程度のリターンは期待することもできると思いますよ。ということですね。

詳しくは、以下の記事でまとめています。

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つみたてNISA(積立NISA)のデメリット(4)「損益通算できない」はデメリットなのか?

そもそも損益通算とは?そもそも損益通算とは?

結論からいくと、複数の証券口座で投資をしている人にとってはデメリットです。ということになります。

これから「つみたてNISA」で初めて投資をしてみよう、という投資初心者の方にとっては、あまり考えなくてもいいかもしれません

今後、つみたてNISA以外にも一般的な投資をしようと思っているなら少し考えた方がいいかもしれませんけどね。

少しだけ解説します。A証券とB証券に口座を開き、投資をしたとします(どちらの口座もつみたてNISAではありません)

A証券の口座で投資をして、30万円の利益がでた
B証券の口座で投資をして、20万円の損失がでた

この場合、プラスの30万円とマイナスの20万円を相殺することができます。この相殺する行為を「損益通算」と言います。課税されるのは、30-20=10万円です。

投資して得た利益には約20%の課税がされます。つまり、この場合10万円×20%=約2万円が税金で引かれます

では、A証券は通常通りの投資、B証券でつみたてNISAの口座を開いたとします。

A証券の口座で投資をして、30万円の利益がでた
B証券の口座(つみたてNISA)で投資をして、20万円の損失がでた

この場合、相殺ができません。課税対象は、30万円です。税金は30万円×20%=6万円
B証券(つみたてNISAの口座)で損が出ているのにもかかわらず、です。

そんな殺生な。と思うかもしれませんが、それがつみたてNISAの特徴と言えば特徴です。

まあ、つみたてNISAの口座だと20年間は非課税なのでメリットの方が大きいような気もしていますが、短期的にみるとそういうこともありうる。ということですね。

つみたてNISA(積立NISA)のデメリット(5)「商品のスイッチングができない」はデメリットなのか?

スイッチングとは?スイッチングとは?

これは正確に言うならば、非課税枠の中でスイッチングをすることができない。ということですね。

ちょっとややこしいので投資初心者の方であれば読み飛ばしてもいいかもしれません。

スイッチングとは、投資信託を買い換えることです。

スイッチングをする目的の一つは、自分が考えたポートフォリオ(構成)に再度構成(リバランス)しなおすためです。

投資をするときによく言われるのが、年齢で資産配分を変えた方がいいということです。

分かりやすく言うと、30代だと、株式70%、債券30%。40代だと株式60%、債券40%という具合です。

株式と債券は違う動きをするので、株式と債券のバランスをとってリスクヘッジをするということですね。年齢に応じて、リスクヘッジの仕方を変えていく。ということです。

当初、株式70%、債券30%でポートフォリオを組んでいても、株式が値上がりしたりすると、株式80%、債券20%のポートフォリオ構成になったりします。

別にそのままでもいいのですが、当初のポートフォリオ構成にしたい場合、持っていた投資信託を売却して、再度購入しなおす必要があります。これがスイッチングです

つみたてNISAにおいては、一度非課税枠で投資信託を購入したら、その「枠」は使ったことになりますので、売却して枠が空いても、買いなおすことはできない。ということです。

多少、これは注意しておいた方がいい点ですね。
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つみたてNISA(積立NISA)のデメリットは本当なのか?

ここまで見てきたように、投資経験者・投資好きな人の立場から見ると、つみたてNISAは使い勝手がよくない。という点もあることも確かだと思います。

しかし、特に投資初心者にとっては、ここであげたようなデメリットはほとんどデメリットと感じることもないと思います。

元本割れの可能性がある点は注意が必要ですが、「投資とはそういうものだ」と思って始めるなら、別にデメリットというほどでもない。というか当たり前のことですね。

基本的には投資は余剰資金で行うものです。

別に少なくなってもいいや。なんてお金はありませんけど、心に余裕を持っていれば、短期的な値動きに一喜一憂することもなく、長期的な目線で運用が続けられるのではないかな。と思います。

これからつみたてNISAを検討している方は、いざ始めるとなると、証券会社選び、銘柄選びが待っています。

イチオシの証券会社と銘柄の選び方を以下にまとめています。ぜひお目通しください。少しでも参考になれば幸いです。

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