お金に関すること

新NISA制度とは?金融庁のNISA関連税制改正説明会に参加してきた

新NISA説明会

こんにちは。うちたけ(@uchitake_enjoy)です。

今日は、NISAの制度改正に関する金融庁主催のセミナーに参加してきました。

正直、この新制度については分かりにくくて理解するのを放棄していたんですよね。

そんな時、ブロガーの虫とり小僧さんのブログ(→NISAの税制改正大綱について、金融庁が個人投資家向けに説明会を開くぞ)を拝見して、セミナーに参加することにしました。

金融庁の方もセミナーの開口一番、メディア各社による誤報が多い・・。と嘆いていらっしゃいましたね。。。

うちたけ
うちたけ
それ制度を複雑にしたからじゃない?

というつっこみはさておき、「ありがたい制度」になったのには変わりません。

ザックリ言うと、今回の制度改正のポイントは

つみたてNISA:投資開始年が5年延長され、2037年から2042年に時限を延長
一般NISA:同様に投資開始年が5年延長され、2023年から2028年に時限を延長するとともに、新設された2024年の枠からは一階建て部分、二階建て部分に分けて投資が可能に
ジュニアNISA:延長はしないものの、全額を払い出す場合に限り、遡及課税なく払い出すことが可能に

ということになります。

うちたけ
うちたけ
個人的にはジュニアNISAが延長されないのが残念ですが、資金拘束が緩和されたのはありがたいですね・・・

ということで、この記事では本日のレポートをまとめていきたいと思います。

現行のNISA制度の課題

つみたてNISAにしても、一般NISAにしても非課税期間が時限性であるため、今年や来年から始めたい人にとってはメリットが最大限享受できないという課題がありました。

現行制度のままだと投資枠が少なくなる一方現行制度のままだと投資枠が少なくなる一方

例えばつみたてNISAは投資が開始できるのは2037年までなので、2020年から新たにつみたてNISAを開始した場合、18年間しか非課税期間を使えません。

うちたけ
うちたけ
最大800万円の枠のところ、40万円×18年で720万円までしか利用できないということです

一般NISAについても同様で、投資開始できるのが2023年スタートまでだったので、2020年からNISAを始めた場合は4年間しか枠を使えないことになります。

この時限を5年延長することになった。というのが今回の制度改正の大きなポイントです。

新NISA制度について

与党税制改正大綱(NISA部分)与党税制改正大綱(NISA部分)

つみたてNISA、一般NISAとも投資が開始できる期間が5年延長されることになりました。

つみたてNISAの制度変更について

つみたてNISAについてはシンプルで、基本的には現行制度のまま、2042年まで投資開始期間が延長されています。

2020年に投資を開始しても、しっかりと20年分の投資期間が確保できるというのはありがたいですね。

一般NISAの制度変更について

一般NISAについては多少複雑というか、分かりにくくなります。

つみたてNISA同様、投資可能期間が5年延長されるのは変わりませんが、新制度に変更されます。

新NISA(仮称)については、1階部分がつみたて投資枠2階部分は現行のNISAで投資できる投資商品から、レバレッジ商品や上場株のうち管理銘柄を除いたものに投資ができます。

1階部分の投資枠は20万円、2階部分は102万円なので、現行の制度より+2万円/年、投資枠が増えたことになります。

うちたけ
うちたけ
でもこの「新制度」が理解しにくいんですよね

ここに関しては、メディア各社含めて誤報が多い。と金融庁の方もお嘆きで、

うちたけ
うちたけ
まあ分かりにくいしね

という感じもしますが、一応その「誤報」を正すのが今回のMTGの意義でもあると思うので、主な「誤報」と正しい解釈をまとめてみたいと思います。

1階で枠を使い切らないと、2階部分が利用できない←誤報

ここは私も勘違いをしていたところです。

てっきり、1階の20万円の枠を使い切らないと2階に移れないと思っていたのですが、そんなことはないようです。

うちたけ
うちたけ
1階部分で1,000円でも買えば、2階の枠が利用可能とのこと

1階部分は低リスク商品のみ購入できる←誤報

一部報道によると、1階部分は低リスク商品しか買えない。と報道されています。

うちたけ
うちたけ
低リスク商品って国債とかMMFとかですよね

そんなことはなく、つみたてNISAで購入できる投資信託は問題なく1階部分で購入可能です。

うちたけ
うちたけ
結構この部分は金融庁の方も繰り返しおっしゃっていました

新NISA制度に関するトピックス

セミナーの中で、ああ、なるほど。と思った点もあるのでまとめていきます。

3回目のロールオーバーも可能

現行の制度だと、5年の投資期間が終わったら、さらに追加で5年間の非課税期間に移ることができました(ロールオーバー)

今回、新NISA制度が5年追加されたことで、さらに5年の非課税期間分、運用可能になります。最大15年非課税で運用できるということです。

うちたけ
うちたけ
ロールオーバーする資金の「1階、2階」の振り分けは現時点で決まっていないものの、2階から埋めていくことになるだろうとのことでした

新NISAの1階部分はつみたてNISAにロールオーバー可能

新NISA制度の1階部分は「簿価」でつみたてNISAにロールオーバーできるとのこと。

うちたけ
うちたけ
簿価でというのがポイントです

つまり、新NISAの1階部分で20万円分購入し、5年後に50万になった場合、簿価20万円がつみたてNISAでロールオーバー扱いとなります。

その際、つみたてNISAの枠は40万円あるので、20万円分は追加で購入できるようです。

1階20万、2階102万というのはどういう基準か?

「バランスだ」ということでした。

・NISAが始まったときは100万スタートだったので、少なくとも100万の枠がないとが厳しいだろうと。
・つみたてNISAが40万なので、20万くらいだろうと。
・ジュニアNISAがなくなるので、少し色を付けておこうと。

そんな感じのようです。

うちたけ
うちたけ
まあそういわれれば妥当と言えば妥当かな・・・という感じもしますね

新NISA制度に関するレポートまとめ

今回のセミナーで、新NISAの意義について強調されていたポイントとしては

成長資金の供給を促しつつ、家計の安定的な資産形成を促進する

という点でした。

現行NISAは投機的と思われがちだったところ、データをとってみると高配当銘柄への投資も多く、安定的に運用を志向している傾向がある点。

若年層のNISA活用が増加している若年層のNISA活用が増加している

また、若年層の割合も年々増加している点など、制度を延長するのに十分な理由があったように思います。

金融庁の方も、引き続き恒久化を目指す。ということですので、これからの動向にも注目していきたいと思います。