iDeCo(イデコ)

イデコとつみたてNISAはどちらから始める?イデコがいいと思う理由

こんにちは。FP2級、30代サラリーマンのうちたけ(@uchitake_enjoy)です。イデコの運用歴2年、つみたてNISAの運用歴1年です。

「イデコ」と「つみたてNISA」ってどちらから始めればいいんだろう

投資にまわせるお金も限られているし・・・。と思っている方も多いかもしれません。

私としては、特に働いている方であれば「iDeCo(イデコ)」、そして資金に余裕があれば「つみたてNISA」という順番がいいと思っています。

税制面の優遇で見れば、イデコの方がつみたてNISAよりメリットがあるからですね。

ただ、イデコは60歳まで資金が引き出せないなどのデメリットもあります。

イデコは年金を補完するための制度です。

なので制度設計上、資金が引き出せないのは当然といえば当然ともいえるのですが、人によってはこの制度設計を嫌う人もいるようですね。

とは言え、この記事では

・iDeCo(イデコ)、つみたてNISAの制度設計
・投資を始めるならまずiDeCo(イデコ)、次につみたてNISAがいいと考える理由

についてまとめていきたいと思います。

投資初心者向けに制度設計された「iDeCo(イデコ)」「つみたてNISA」

初心者こそ投資を検討すべき

イデコやつみたてNISAの制度設計を見る前に、投資する上でのコツについて簡単に触れたいと思います。

投資のコツは「長期」「つみたて(積立)」「分散」と言われています。

まさに、iDeCo(イデコ)やつみたてNISAはこの3つのキーワードを満たすように設計されています

「長期」「つみたて(積立)」「分散」ってどういうこと?

ざっくり説明すると、「長期」「積立」に関しては、投資(期間)を長い目で考え、コツコツ少額で投資をしましょう、ということです。

逆の言い方をすると分かりやすいですが、短期的な目線で、ドカンと資金を投入したらダメですよ。ということです。

「分散」とはいくつかの意味がありますが、「時間の分散」「銘柄の分散」「地域の分散」の主に3点です。

「時間の分散」は上で書いたものと同じです。一気にドカンと投資するのではなく、コツコツ小分けに資金を入れていきましょう、ということです。

「銘柄の分散」「地域の分散」は特定の銘柄や特定の地域に投資せずに、いろいろな銘柄やいろいろな地域に投資をしましょうということです。

例えば、ソフトバンク株だけ買う、とか、中国の会社の株を買う、というだけだとリスクが高いというのは想像しやすいと思います。

分散投資の重要性については以下の記事でまとめています。ご参考にご覧ください。

【分散投資】卵を一つのカゴに盛るなとは?【投資格言】分散投資の重要性を説明するときに必ずといっていいほど引用される「卵を一つのカゴに盛るな」という投資格言。卵を一つのカゴに盛ると、落とした時全部割れてしまいます。それを投資に置き換えると・・?...

もう少し詳細の解説については以下の記事でまとめています。

長期分散投資のメリット
【投資のコツ】長期分散投資のメリットとは?ポートフォリオはどう組む?データを元に徹底解説長期分散投資が良い。と言われていますが、なぜでしょうか?具体的なデータをもとにまとめてみました。リバランスの重要性についても触れています。...

iDeCo(イデコ)、つみたてNISAの制度設計

イデコやつみたてNISAは、国が積極的に推し進めている政策になりますので、投資に付きまとうイメージの「ギャンブル的な要素」がなるべく排除されています。
※リスクがない、必ず得をするという意味ではありません。

特に投資初心者向けの設計になっているといえます。設計のポイントについて見てみましょう。

ポイント① 投資は長期目線

iDeCo(イデコ)

原則として60歳になるまでは資金が引き出せない、という縛りがあります。つまり、かなり長期的な目線での投資になります。

これは公的年金を補完する年金として制度設計されたためです。

なぜ公的年金を補完する必要があるのか?というのは説明するまでもないかもしれません。

年金だけでは老後の生活が苦しくなりそう。というのはよく言われていますよね?

また60歳で資金を引き出さず、運用だけであれば70歳までで続けることができます。

30~40歳で投資を開始すれば、30~40年間は運用を続けることができます。かなり長期目線ですね

つみたてNISA

投資可能期間は2018年~2037年で、非課税期間は最長20年間となっており、こちらも長期目線で設計されています。

つみたてNISAの積立期間については以下の記事でまとめています。

つみたてNISAはいつまで?
つみたてNISA(積立NISA)はいつまで?おすすめの証券会社は?つみたてNISA(積立NISA)はいつまで?のいつまでには2つの「いつまで」が存在します。それは、非課税期間と投資開始可能期間の2つです。図を用いながら解説します。また、イチオシのおすすめ証券会社も紹介します。...

ポイント② 積立での投資

iDeCo(イデコ)

加入者の職業によって積立額(掛け金)の上限は異なるのですが、毎月1.2万円~6.8万円の掛金の上限があります。毎月コツコツと投資をしていく、ということです。

上限なので、それ以下でも構いませんが、毎月の掛金の下限は5,000円からになります。

掛金(拠出額)については以下の記事でまとめています。

iDeCo(イデコ)の拠出額上限は?年収によって節税額が変わる?iDeCo(イデコ)は職業によって拠出額(掛け金)の上限が違うのを知っていましたか?また、iDeCoのメリットの一つに「節税」がありますが、年収によっても節税額が変わってきます。このあたりをシミュレーションしてみました。...

つみたてNISA

年間の上限は40万円までと決められています。年間40万円と聞くと結構大きな額に聞こえるかもしれませんが、月になおすと約3.3万円です。

証券会社によっては年間上限枠の中で、「毎月」だけでなく「毎週」「毎日」と積立設定も可能です。

毎日設定にすると、1日1,000円くらいの金額でコツコツ投資していくイメージですね。

当然、上限枠を使い切らなくても問題ありませんが、使い切らなかった枠を翌年に持ち越すことはできません。

ポイント③ 分散投資できるように投資対象が限定されている

分散投資は重要です

iDeCo(イデコ)やつみたてNISAで選べる金融商品(投資対象)は、国や、証券会社が絞り込んでいます。

投資初心者がなるべく失敗しないように、ある程度の基準を満たした、厳選された金融商品しか選択できないようになっています

そして選択できる金融商品のほとんどは「投資信託」となっています。

投資信託について解説を始めるとだいぶ長くなりますので、詳しくは別にまとめた以下記事をご覧いただければと思うのですが、

【投資信託とは?】6,000本もあるって本当?【iDeCoで選ぼう】投資信託の本数は6,000本以上もあります。その中から自分にあった投資信託を選ぶのは難しいですよね。 iDeCoなら、そんな悩みも少しは解決できるかもしれません。...

投資信託は、「銘柄」や「地域」の分散ができるように、色々な種類の株式(や債券など)に満遍なく投資ができるようにパッケージ化された金融商品です。

投資信託にも色々な種類がありますが、例えば、その投資信託を買えば、全世界の株式に分散して投資できるような商品や、日経平均に連動するように設計された商品もあります。

日経平均は、東京証券取引所に上場する企業のうちから厳選された225銘柄を対象となっている指標ですので、日経平均と連動するような投資信託を購入すれば、225銘柄分に分散して投資していることと同じ意味を持ちます。株式を225銘柄分購入しようとすると相当な資金が必要になりますが、このパッケージ化された「投資信託」という金融商品はごく少額から購入することが可能となるのです。

分散投資に適した投資信託ですが、困ったことに投資信託の数自体は6,000本以上あり、この中から自分に適した投資信託を選ぼうとなると膨大な労力になります。

しかし、上述したように、iDeCo(イデコ)やつみたてNISAに関しては、国や証券会社が投資信託を厳選しているので選ぶ手間がある程度省けるのもメリットの一つです。

iDeCo(イデコ)やつみたてNISAは、

・分散投資に適した「投資信託」が主に購入できる対象になっている
・国や証券会社が商品を厳選している

という点で、投資初心者にはとても買いやすく(選びやすく)なっている、とうことになります。

※iDeCo(イデコ)に関しては、投資信託だけでなく、元本確保型の商品も一部あります。

イデコで選べる銘柄

イデコで選択できる銘柄は証券会社によっても選択できる商品数が異なります。

しかし、最大でも扱える金融商品が35本以内と決められており、商品選びはそこまで困ることもないかと思います。

イデコの銘柄の選び方については以下の記事でまとめています。

銘柄選びmain
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つみたてNISAで選べる銘柄

つみたてNISAで選べる銘柄は投資信託のみとなっており、国が厳選した投資信託、約150本の中から、やはり証券会社がさらに投資対象を厳選しています。

つみたてNISAの銘柄の選び方は以下の記事でまとめています。

つみたてNISA銘柄選びのポイント
つみたてNISAおすすめの商品は?投資初心者が銘柄選びで迷ったらどう選ぶ?つみたてNISA(積立NISA)の銘柄・商品選びは投資初心者がぶつかる壁の1つです。極論、つみたてNISAに限って言えば何に投資をしてもほぼ問題ないのですが、その中でも3つ、おすすめの投資信託を選んでみました。...

投資を始めるならまずiDeCo(イデコ)、次につみたてNISAがいい理由

投資は長期目線で

iDeCo(イデコ)、つみたてNISAのメリット

冒頭に、働いている方で、投資を始めるならまず「iDeCo(イデコ)」から。

次に資金に余裕があれば「つみたてNISA」に投資した方がいいと書きました。

iDeCo(イデコ)とつみたてNISAは手堅い投資のキーワードである「長期」「つみたて(積立)」「分散」を制度設計的に満たしつつ、

iDeCo(イデコ)→節税運用益が非課税
つみたてNISA→運用益が非課税

というメリットがあるため、よりお得なiDeCo(イデコ)から始めるのがベターですよ、というのが理由です。

ここでiDeCo(イデコ)にもつみたてNISAにも共通する「運用益が非課税」とはどういうことか簡単にご説明します。

iDeCo(イデコ)、つみたてNISAに共通するメリット「運用益が非課税」とは?

税金というのはいろいろなところにかかってきます。投資を経験したことがない方であれば「運用益が非課税」と言われてもピンとこないと思います。

通常、投資をしていて利益が出ると、その利益に対して約20%の税金がかかります。「確定した利益に対して」です。投資した額や売却した額に対してではありません。どういうことかというと、

10万円を元手に株式に投資をしたとします。(10万円で株を買う)
株価が上がり、それが15万円になり、売却しました。

利益は、15万円-10万円=5万円となり、この5万円に約20%の税金がかかります。約1万円ですね。

なので、自分の手元に残るお金は約14万円となります。儲かったからいいのですが、なんとなく税金を取られて損をした気分になりますよね。

ですが、iDeCo(イデコ)とつみたてNISAでは、運用益に対する税金は取らない。つまり、「運用益が非課税」という制度になっており、これがメリットだということです。

詳しくは以下の記事でまとめています。

iDeCo(イデコ)運用益非課税
iDeCo(イデコ)の運用益非課税メリットとは?掛金別シミュレーションiDeCo(イデコ)は運用益が非課税だと言われていますが、イマイチピンとこないかもしれません。そこで掛金、運用期間別にシミュレーションをしてみました。...

iDeCo(イデコ)のもう1つのメリット、節税とは?

もう1つ、iDeCo(イデコ)には「節税」のメリットがあります。

簡単に言うと、働いている人は所得税と住民税を払っていると思うのですが、納める税金の額が減ります。

年末調整後に税金が還付されるんですね。

多少条件によって違いは出ますが、年収約500万円のサラリーマンが月々2.3万円をiDeCo(イデコ)に積立投資したとすると、年間で約5.5万円の節税になります。

これがiDeCoのもう1つのメリットであり、つみたてNISAにはないメリットです。

詳しくは以下の記事でまとめています。

イデコは所得控除のインパクト大。還付額でありがたみを実感イデコを検討しているけどちょっと躊躇している方へ。iDeCo(イデコ)のメリットは3つあるといわれています。その1つが「掛金が全額所得控除」されることです。どのくらい税金が減るのかシミュレーションしてみます。結構びっくりすると思いますよ。...

なぜ、まずイデコからがいいのか?

それぞれに積立上限額がありますが、iDeCo(イデコ)の掛金の上限額を超えていない中でつみたてNISAを始めるのは税制優遇の面で、少しもったいないかなと思います。

iDeCo(イデコ)は運用益が非課税になるだけではなく、節税効果もあるからです。

しかし、原則60歳まで資金を引き出せないなど、つみたてNISAに比べると流動性が低い(現金化しにくい)というデメリットもあります

絶対にiDeCo(イデコ)が先でつみたてNISAが後、というわけではないのです。

しかし、超長期目線で考えるのであれば、iDeCo(イデコ)からスタートした方がいいのかなとは個人的には考えています。

実際に、私はiDeCo(イデコ)の上限枠使い切り→つみたてNISAとして現在運用をしています。

まとめ|投資初心者こそ検討してみては?

納得して投資をしてみては?

人生100年時代、ある程度の生活をしていくためには計画的に将来に備えていくことが必要です。年金だけではかなり不安がある。

そのためには国もサポートをしているiDeCo(イデコ)やつみたてNISAのような制度を使ってメリットを最大限享受しながら将来に備えていきたいところです。

やはり投資をしたことがないと「投資」に対するハードルは高いかもしれません。

しかし、ご自身で調べ、納得できたならば、まずは小額からでも少しずつ投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

少額からでもコツコツ始められるのがiDeCo(イデコ)やつみたてNISAのメリットの1つでもあります。

イデコについては以下の記事でまとめています。

イデコとは?
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