iDeCo(イデコ)

iDeCo(イデコ)退職時の手続き【忘れると大変なことに】

iDeCo(イデコ)退職

こんにちは。FP2級のうちたけ(@uchitake_enjoy)です。

iDeCo(イデコ)の加入者は100万人を超え、特に会社員の方の加入が多く、少しずつ市民権を得てきた感はあります。

しかし、会社を退職をする時、iDeCo(イデコ)の扱いはどうなるのでしょうか?

最近では会社を退職してフリーランスになる方も増えてきました。女性の方であれば結婚や出産をきっかけに勤め先を退職するという選択をする方もまだいらっしゃるかと思います。

結論から言えば、会社員→自営業、会社員→主婦(夫)のような場合は、退職をしても手続きをすれば引き続きiDeCo(イデコ)に加入継続することが可能です。

例えば会社員がフリーランスなどの自営業者になった場合には、第2号被保険者から第1号被保険者に代わり、掛金の上限も変わります。

主婦(夫)になるのであれば、第2号被保険者から第3号被保険者となります。

iDeCo(イデコ)はこの第〇号被保険者という区分によって「掛金の上限」が変わってくるので、手続きをする際にはそのあたりも考える必要も出てきます。

また、仮に手続きを忘れてしまった場合は、「自動移換」されてしまい不要な手数料が発生しますので注意が必要です。

また、この記事は「退職」した場合を想定しています。「転職」の場合は以下記事にまとめておりますのでこちらをご覧ください。

iDeCo(イデコ)転職
【図解】iDeCo(イデコ)に加入している人が転職する時の手続き方法イデコ加入者で転職をした方や転職しようと考えている方へ。iDeCo(イデコ)のことを考えて転職する人もいないと思いますが、意外にiDeCo(イデコ)の手続きって分かりにくいんですよね。いくつかのパターンがあるのでなるべく分かりやすく図も使ってまとめました。...

企業を退職した場合のイデコの手続き

職業によってiDeCo(イデコ)の掛金は以下のようになります。

職業によって掛け金上限が変わります職業によって掛け金上限が変わります

自営業者(第1号被保険者)になった場合

iDeCo(イデコ)へ引き続き加入することが可能です。掛金の上限は68,000円になります(ただし、国民年金基金、国民年金の付加保険料と合算)

手続きとしては、国民年金の被保険者種別の変更の手続きが必要です。
「加入者被保険者種別変更届(第1号被保険者用) (K-010A) 」を、運営管理機関に提出する必要があります。

主婦(夫)(第3号被保険者)になった場合

iDeCo(イデコ)へ引き続き加入することが可能です。掛金の上限は23,000円になります。

自営業者になった場合と同様に、手続きとしては、国民年金の被保険者種別の変更の手続きが必要です。「加入者被保険者種別変更届(第1号被保険者用) (K-010A) 」を、運営管理機関に提出する必要があります。

書類関係はiDeCo(イデコ)公式サイトに載っていますのでご参照ください。

iDeCo(イデコ)公式|転職・退職された方へ
https://www.ideco-koushiki.jp/retirement/
規約・届書様式
https://www.ideco-koushiki.jp/library/style/

退職をした時にiDeCo(イデコ)の手続きをしないとどうなるか?「自動移換」されてしまいます

企業型確定拠出年金に加入していた方が、転職・退職等により、加入者の資格を喪失した場合、6ヵ月以内に、個人別管理資産を個人型確定拠出年金(iDeCo)又は他の企業型確定拠出年金に移換、若しくは脱退一時金の要件を満たす場合に請求の手続きを行わなかった場合、その資産は、国民年金基金連合会に自動移換されます。イデコ公式サイトより

自動移換されてしまった場合、以下のデメリットがあるので必ず手続きが必要です。

(1)資産の運用ができない
(2)管理手数料の負担がある
(3)自動移換中の期間はiDeCo(イデコ)の給付要件となる加入者等期間に参入されない

(2)の手数料は以下の通りです。

手数用手数用

(3)に関して少し補足すると、iDeCo(イデコ)は60歳から年金資産を受け取れるのですが、60歳から受け取るためにはiDeCo(イデコ)に加入していた期間が10年以上必要になります。

通算加入者等期間が10年に満たない場合は、受給可能な年齢が繰り下げられてしまいます。

加入期間などに応じたイデコの受給開始年齢

10年以上 60歳から受給可能
8年以上10年未満 61歳から受給可能
6年以上8年未満 62歳から受給可能
4年以上6年未満 63歳から受給可能
2年以上4年未満 64歳から受給可能
1カ月以上2年未満 65歳から受給可能

自動移換されている期間は加入期間に含まれないということなので、60歳で受け取りたいと思っていても加入期間が足りず、受け取りが遅くなってしまうということにもなりかねません。

(1)は当然のことながら、(2)(3)はかなりデメリットになるので気を付けたいところです。

イデコの自動移換者は意外に多い。退職時は気をつけよう

自分は大丈夫だ。なんて思ってると、意外に手続きを忘れるかもしれません。私もiDeCo(イデコ)でだされているデータを見てびっくりしたんですが、自動移換者は現在75万人もいます。

iDeCo(イデコ)に加入している人が100万人なので、結構な数です。

自動移換者は意外にとても多い自動移換者は意外にとても多い

しかも2018年9月のデータを見ると1カ月で1万人以上も新規で増えています。

かなりびっくりです。

ということで退職するときは、iDeCo(イデコ)の手続きも忘れずにしっかり行いましょう。

イデコに加入している方でつみたてNISAをやっていなかったら、つみたてNISAもおすすめの投資方法です。一度検討してみては?

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