iDeCo(イデコ)

イデコ(iDeCo)おすすめの金融機関・商品比較。デメリットから検証する

iDeCo(イデコ)おすすめ金融機関

こんにちは。FP2級(AFP)のうちたけ(@uchitake_enjoy)です。

イデコ(iDeCo)の金融機関選び、どの証券会社にしようか迷いますよね。で、十中八九、検索をしたと思います。

「イデコ おすすめ 金融機関」とかでしょうか?

だいたいどのサイトも同じこと書いてありますよね。多分書いてあるポイントは3点です。

・手数料の低さ
・投資信託の信託報酬の低さ
・投資信託のラインナップ

そして、多分「SBI証券」をおすすめしていますよね?

こんなイメージですよね。

【2019年】イデコおすすめの金融機関はこれだ!(※イメージ)
1位:SBI証券
2位:楽天証券
3位:マネックス証券

はい、私もそれでSBI証券でiDeCo(イデコ)に入りました。

なんだ、結局お前もSBI証券をおすすめするのか?と。そう思われたと思います。

SBI証券、いいと思いますよ。実際、おすすめです。手数料は安いし、投資信託のラインナップだって多い。信託報酬だって安いものがそろっている。

でもね。ベストではないということに気づいたんです。

iDeCo(イデコ)に加入して1年。そしてブログを書き始めて数カ月。色々検証すると、

あ、大事なこと見落としてたな。って思ったんですよね。

それは「出口戦略」です。

出口戦略って何?

と思われますよね。

出口戦略というのは、iDeCo(イデコ)で運用した資産を受け取る時の話です。

なんだ。全然先の話じゃん。と思われるのは分かります。実際、私も真剣に考えたことがなかったので。

iDeCo(イデコ)の一番のメリットって節税だと言われますよね。毎年、税金が返ってくる(還付される)と。

でも下手すると、節税できた額より、最後に課される税金の方が多くなってしまう場合もあり得るんですよね。

ちょっとお前何言ってるのかわからない。

と思いますよね。そうですよね。分かります。

でも、とても重要なことなので、この記事ではイデコの出口戦略を中心に考えた上で、おすすめの金融機関を紹介したいと思います。

また、おすすめの金融機関ごとに、おすすめの商品も併せてご紹介していきます。

他のiDeCo(イデコ)のおすすめ金融機関を紹介している記事とはちょっと切り口が違うと思います。

結論から言えば、マネックス証券SBI証券楽天証券の順におすすめだと考えています。

●おすすめ証券会社でiDeCo(イデコ)の資料請求をする【厳選3証券会社】

おすすめNo.1マネックス証券|信託報酬が低い投資信託がそろっています
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おすすめNo.3楽天証券|無料セミナーなどサポートも充実
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iDeCo(イデコ)おすすめの金融機関、選び方のポイント

まあこの記事は「イデコ おすすめ 金融機関」で検索しても検索上位に来ていることはないと思いますので、わざわざこの記事にたどり着かれた方であれば、もう大体のめどはついているはずです。

念のためiDeCo(イデコ)加入にあたって、金融機関を選ぶ時のポイントを再度書いておきます。ポイントは以下の通りです。

(1)手数料の安さ
(2)投資信託の信託報酬の低さ
(3)投資信託のラインナップの多さ

現在、地方銀行を含む数100の金融機関がイデコを取り扱っていますが、高いレベルで上の条件を満たしているのが、「SBI証券」「楽天証券」「マネックス証券」です。

イデコのおすすめ金融機関でよく名前があがってくる3社ですよね。

極論を言ってしまえば、このおすすめ3社の金融機関のうち、どれかを選べばほとんど問題ないと言えます。

あえて違いを出すために、もう1点、イデコの金融機関選びでポイントをあげて比較しよう。というのがこの記事の趣旨です。

4つ目のポイント、それは、

・受け取り方法の選択肢の多さ

です。

??どういうこと?

と思う方も多いかもしれません。

でも「受け取り方法の選択」については、iDeCo(イデコ)の公式サイトを見ると、イデコのメリットの3つめに書いてあるんですよ。

③受け取る時も大きな控除!受取方法は選択可能です!

この3番目のやつ、結構スルーしがちですねこの3番目のやつ、結構スルーしがちですね

って。ちなみにこの画像↑イデコ公式サイトから拝借してます。

イデコの税制メリットは以下の3つあるといわれています。

(1)掛金が全額所得控除
(2)運用益も非課税で再投資
(3)受け取る時も大きな控除

iDeCo(イデコ)のメリットって、1番目と2番目はだいたい理解できるんですよね。

※イデコの1番目と2番目のメリットについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
(1)掛金が全額所得控除ってどういうことか知りたい→iDeCo(イデコ)って何?節税ができてお得って本当?【イデコのメリット】
(2)運用益が非課税ってどういうことか知りたい→iDeCo(イデコ)の運用益非課税メリットとは?掛金別シミュレーション

でも、3番目はふーん。よく分からないけど、何かしらメリットがあるんだろう。くらいでスルーします。

少なくとも私はスルーしました。

冒頭にも書いたんですが、この「受け取り方」というのは本当によく考えた上で選択をしないと、思った以上に税金がかかってくるので注意が必要です。

それでは、まずはおすすめの金融機関の選び方について、基本的な3つのポイントから簡単に解説をしていきます。

次に、私が重要だと考えている「受け取り方」の選択肢の多い金融機関について考えてみたいと思います。

イデコおすすめの金融機関の選び方(1) 手数料

手数料は真剣に考えよう手数料は真剣に考えよう

iDeCo(イデコ)は加入時に2,777円の手数料がかかります。これはどの金融機関を選んでも共通です。おすすめはありません。

さらに、運用中は毎月167円+αの手数料がかかります。

167円は残念ながらどの金融機関を選んでも必ずかかる手数料です。+αの部分は金融機関によってことなるので、ここがポイントになります。

この+αの部分は金融機関によって、0円~数百円となっています。

必ずこの+αの部分が「0円」の金融機関がおすすめです。

■金融機関選びのポイント①手数料
167円(全金融機関共通)+α(0円の金融機関を選ぶのがポイント

なぜ手数料が重要なのか?

ちょっとした手数料なんて関係ないんじゃない?と思う方もいるかもしれませんので、いかに手数料が重要か?という解説を簡単にします。

iDeCo(イデコ)に掛け金は最低5,000円/月から投資ができますが、毎月167円の手数料がかかる場合、掛金に対する手数料の割合は3.3%です。
※167円÷5,000円×100=3.3%

3.3%でもかなり割高だとは思います。先ほど運用がうまくいったとした場合でも、6~7%の想定という話を少ししましたが、手数料で半分も持っていかれます。

これが仮に+αの部分が100円だったとしても、掛金が5,000円/月だった場合、手数料の割合は5.3%となります。下手をすると、資産が目減りしていくことも考えられます。
※(167円+100円)÷5,000円=5.3%

もちろん、これは掛け金がミニマムの場合の想定ですが、+αの手数料が安いところにするにこしたことはありません。

今回比較対象となるSBI証券、マネックス証券、楽天証券は+αの手数料が0円なのでこの条件を満たしています。

仮に掛金がサラリーマンの掛金MAXの2.3万円だった場合の手数料割合は、手数料167円の場合は0.72%、267円の場合は1.16%です。

その差は約0.4%。これでもだいぶ運用益に影響するので、手数料が安い金融機関を選ぶのがおすすめです。

(1)手数料で見る、おすすめ金融機関比較表

3社とも遜色はありません。

マネックス証券 SBI証券 楽天証券
手数料の低さ
(おすすめ)

(おすすめ)

(おすすめ)

資料請求をする

→マネックス証券でイデコの資料請求をする
→SBI証券でイデコの資料請求をする
→楽天証券でイデコの資料請求をする

イデコおすすめの金融機関の選び方(2) 投資信託の信託報酬の低さ

信託報酬は、投資信託を保有しているあいだ、ずっとかかる手数料です。手数料なので、上で少し説明したように、安い方が資産形成をする上では有利です。

信託報酬は、投資信託の性質というか種類によって差があります。

ザックリ分類すると、アクティブファンド、インデックスファンドという2種類があり、アクティブの方がインデックスより信託報酬が高いです。

また一般的に投資のポートフォリオを組む際は、国内や海外のものを混ぜたり、株式型や債券型のファンドを混ぜて運用すると安定した投資利回りが期待できるとされています

種別はおおよそ以下の5種類です。

国内株式、先進国株式、新興国株式、先進国債券、新興国債券

これらの種類ごとにインデックスファンドのラインナップがあるのですが、商品ラインナップをSBI証券、マネックス証券、楽天証券で比べた場合は

マネックス証券 5種類中4種類で信託報酬の低さ1位
SBI証券    5種類中5種類で信託報酬の低さ1位
楽天証券    5種類中1種類で信託報酬の低さ1位

となります。被っているのは、各金融機関が同じ投資信託をラインナップしていて、信託報酬が同じという場合がほとんどです。

(2)信託報酬で見る、おすすめ金融機関比較表

マネックス証券が一番のおすすめではありますが、SBI証券でもほとんど遜色はありません。楽天証券は2社に比べると多少劣るかな。という印象です。

マネックス証券 SBI証券 楽天証券
信託報酬の安い
投資信託

(おすすめ)

(おすすめ)

(2社に比べると劣る)

資料請求をする

→マネックス証券でイデコの資料請求をする
→SBI証券でイデコの資料請求をする
→楽天証券でイデコの資料請求をする

イデコおすすめの商品・投資信託(金融機関別)

上で、信託報酬の低さがポイントになるという点に触れました。

では具体的に、どの投資信託を選ぶのがいいのでしょうか?投資信託選びは、金融機関選びと並んで悩ましいポイントのひとつです。

個人的なおすすめは、三菱UFJ国際投信の商品(ブランド)であるeMAXIS Slim(イーマクシススリム)」シリーズの商品を選ぶことです。

なぜなら、eMAXIS Slimは

業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続けるファンド

だからです。

投資信託の信託報酬って固定ではないんですよね。最近は、投資家に「選んでもらう」ために信託報酬の値下げ合戦が起こっています。

eMAXIS Slimシリーズはその急先鋒です。つまり、これからも信託報酬が下がることが期待できる。ということです。

本当なの?と思うかもしれませんので、具体的に三菱UFJ国際投信のニュースリリースを見てみると・・・。

短期間で4回もの信託報酬値下げのリリース(複数商品を含む)短期間で4回もの信託報酬値下げのリリース(複数商品を含む)

2019年の半年間だけで、4回、信託報酬値下げのリリースが出ています。すごいですね。

また、投資信託の「人気」も重要な指標の1つになります。人気があるということはそれだけその商品を購入する人が多く、資産残高が大きくなり、安定するからですね。

人気を測る指標として、投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Yearというものが毎年開かれており、人気ファンドのランキングが発表されています。

投資信託って6,000本くらいあるんですが、そのなかでトップ10に入るというのはすごいことです。

これらの観点から、おすすめの各証券会社で取り扱っているおすすめ商品を見てみたいと思います。

マネックス証券おすすめの商品(イデコ)

商品名 Fund of the Year2018 順位
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 1位
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 8位
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 5位

SBI証券(セレクトプラン)おすすめの商品(イデコ)

商品名 Fund of the Year2018 順位
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 1位
ニッセイ外国株式インデックスファンド
2位
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 8位
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 5位

楽天証券おすすめの商品(イデコ)

商品名 Fund of the Year2018 順位
楽天・バンガード・ファンド(全米株式) 4位

イデコ・おすすめの商品は?

ほとんどがeMAXIS Slimシリーズですが、ニッセイや楽天・バンガードなども人気があり、かついい商品だと思います。

マネックス証券、SBI証券はeMAXIS Slimシリーズを多く取り扱っています。

商品は1種類だけ選んでもいいですが、より安定的に運用するために複数の商品を組み合わせることをおすすめします。

年齢によっても組み合わせる商品構成も変わってきますが、商品の組み合わせ方(ポートフォリオの組み方)は以下の記事で詳しくまとめています。

30代ポートフォリオ
30代でiDeCo(イデコ)のポートフォリオを組むなら?証券会社比較投資をする際、年齢によってポートフォリオの組み方を変えていった方がいいと知っていましたか?私は30代でiDeCoに加入、ポートフォリオを組んだのですが、一つの考え方として参考にしていただければと思います。...

資料請求をする

→マネックス証券でイデコの資料請求をする
→SBI証券でイデコの資料請求をする
→楽天証券でイデコの資料請求をする

イデコおすすめの金融機関の選び方(3)投資信託のラインナップ数

投資信託の数が多ければいいというわけではないとは思います。選びにくいので。

ただ、投資対象の選択肢がある程度ある、というのはメリットだと考えてもいいとは思います。

ただ、基本的にはインデックスファンドを軸に考え、その種類の多さをベースに考えた方がいいと思います。

そういった意味では、SBI証券、マネックス証券、楽天証券各社ともインデックスファンドのラインナップは充実しており、そこまでの差はないという印象です。

(3)投資信託のラインナップ数で見る、おすすめ金融機関比較表

手数料と同じく、ピックアップしたおすすめ証券会社3社であれば、遜色はありません。

マネックス証券 SBI証券 楽天証券
投資信託
ラインナップ数

(おすすめ)

(おすすめ)

(おすすめ)

イデコおすすめの金融機関の選び方(4)受け取り方法の選択肢の多さ

iDeCo(イデコ)の受取方法は3つあるiDeCo(イデコ)の受取方法は3つある

さて、本題です。(本題に入るまでが長かったですね・・・)

運用資産の受け取り方のシミュレーションについて、以下の記事に本気で書いたのでぜひ見てほしいのですが

iDeCo(イデコ)出口戦略
iDeCo(イデコ)受取時の大きな控除とは何か?出口戦略を考えるiDeCo(イデコ)のメリットで一番わかりにくい「受け取り時の大きな控除」とは?受け取るときにきちんと考えないと今まで節税してきた額より税金を取られてしまうかもしれません。出口戦略を考えましょう。...

時間がないから結論だけ言え

という方のためになるべく簡潔にお伝えします。いや、ちょっと長くなるかも。なるべく短くなるようにがんばります。

iDeCo(イデコ)で運用した資産を受け取れるのは原則60歳からです。受け取りの方法は3種類あって、

(1)一時金で受け取る
(2)年金として受け取る
(3)一時金と年金の併用

があります。

(1)一時金として受け取る」というのは文字通り、イデコの運用資産を一括で受け取ることです。退職金のようなものです。

(2)年金として受け取る」というのも、年金として毎年一定額を受け取るように設定できます。正確には、有期年金として5年~20年以下の期間で年金として受け取れます。(金融機関ごとに期間に制限あり)

(3)一時金と年金の併用」というのは(1)と(2)の組み合わせです。受け取りの権利が発生した段階(原則として60歳)で一部の年金資産を一時金で受け取り(1の方法)、残りの年金資産を年金で受け取る方法(2の方法)です。

SBI証券は、(3)一時金と年金の併用で受取る方式を採用していません。

結論から言えば、これがデメリットだと考えています。

どういうことか?

iDeCo(イデコ)は、投資で運用した資産を受け取る時に税金がかかります。

「運用益」に対してではなく、「原資と運用益を足した額」に対して税金がかかります。つまり「資産残高」に対してですね。

自分で積み立ててきた原資に対しても税金がかかるなんて微妙な感じもしますよね。
(例えば銀行に預けたお金を引き出す時に、預けた金額に税金がかかったら、え?と思いますよね。そんなイメージです。)

だからなのかは不明ですが、iDeCo(イデコ)の資産を受け取る時にはなるべく税金がかからないように「大きな控除をしますよ」というのが3つめのiDeCo(イデコ)のメリットの趣旨です。

どのくらい控除がされて、どのくらい税金がかかるのでしょうか?シミュレーションしてみます。

(4)受け取り方法の選択肢の多さで見る、おすすめ金融機関比較表

SBI証券は「一時金と年金」の併用ができない、という点で他の2社より多少おすすめできません。

マネックス証券 SBI証券 楽天証券
受取方法の選択肢
(おすすめ)

(2社に比べると劣る)

(おすすめ)

資料請求をする

→マネックス証券でイデコの資料請求をする
→SBI証券でイデコの資料請求をする
→楽天証券でイデコの資料請求をする

iDeCo(イデコ)受け取り時にかかる税金シミュレーション

ここでは受け取り方3パターンごとに、イデコを受け取る時にかかる税金のシミュレーションを行いますが、細かい計算が面倒な人はすっ飛ばしてください。

(1)一時金として受け取る場合

「一時金」として受け取る場合には、「退職所得控除」が適用されます。

一般的に税金というのは、対象となる所得からある程度「控除」(差し引くこと)をして、残った金額(課税対象といいます)に対して、何パーセントかの税率をかけて、税金額となります。

ザックリいえば、こんなイメージです。

(所得ー控除)×税率=税金

なので、控除額が大きければ大きいほど、税金が軽くなる。ということです。

控除額が大きいに越したことはありません。

退職所得控除は以下のような計算式で求めることができます。

①勤続年数20年以下の場合→40万円×勤続年数
※この額が80万円に満たない場合は80万円

②勤続年数20年超の場合→800万円 + 70万円 ×(勤続年数-20年)

iDeCo(イデコ)の場合、加入年数=勤続年数としてカウントします。仮にiDeCo(イデコ)に30年加入した場合の退職所得控除は

800万円+70万円×(30年-20年)=1,500万円

となります。結構大きな額を控除してくれます。

仮に、iDeCo(イデコ)の運用資産が30年間で1,000万円になったとします。この場合は、運用資産より控除額の方が大きいので、税金はかかりません。

所得ー控除=1,000万円ー1,500万円<0 →税金をかける対象がない!

30年間で1,000万円という数字は突拍子もない数字でもありません。仮に月々2万円、年利2%程度で30年間運用した場合、だいたい1,000万円になる計算です。
もちろん、投資なので年利2%で運用できる保証もありませんが、思考実験として。

おなじみの金融庁シミュレーション。掛金2万円、年利2.1%で30年間積み立てると約1,000万円になるおなじみの金融庁シミュレーション。掛金2万円、年利2.1%で30年間積み立てると約1,000万円になる

退職金が多い場合は注意が必要

ただし、退職金が多めにもらえそうな人は注意が必要です。会社に35年勤めて、退職金が2,000万円出たとします。

計算はすっ飛ばしますが、イデコの運用資産1,000万円と、退職金2,000万円を足した3,000万円にかかる税金は、所得税と住民税の併せて130万円程度になります。

※先に紹介した記事で詳細を計算してますので、お前、ちゃんと計算したの?と疑われる方はそちらをご覧ください)

結構かかりますよね。イデコを受け取る時に、130万円の税金を支払う必要があります。

でも、毎年イデコは一部の税金が還付されるんだから、トータルで考えるとプラスなんじゃないの?と思いますよね。(イデコのメリットの1番目の話です)

節税できる額は年収と掛金によって変わりますので、シミュレーションとして年収500万、月々の掛金2万円で投資をした場合を想定すると、1年で4.8万円、30年間の節税額は144万円です。
※4.8×30年=144万円
※節税額は個別の条件によります。

144万円(30年間で節税した額)>130万円(最後に税金として持ってかれる額)

ではありますが、節税できた分が、最後に税金でほとんど持っていかれちゃいますね。

仮に年収が800万円の場合でも節税額が216万円なので、まあ節税額の方が多いけど、なんか税金もったいないな、という感じです。

しかも最後に持ってかれるので、節税した額をパッと散財しちゃってるとちょっとヤな感じです。

運用がうまくいった場合

仮に、運用がうまくいった場合を想定します。掛金を2.3万円、年利6.5%で30年間積み立てられたとします。退職金はない場合を想定します。

過去のアメリカ市場の平均伸び率は6.8%と言われていますので、全く非現実的な数字ではありません。※現時点でアメリカ株に投資すれば将来にわたって6.8%の利回りが期待できるというものではないので悪しからず。

その場合、運用資産は約2,500万円になります。すばらしい。運用益1,716万円です。こんなに運用がうまくいったらヘラヘラしちゃいますね。

この資産を一時金で受け取った場合、もろもろ計算すると、最終的に住民税と所得税で108万円の税金となります。

節税額は年収500万、掛金2.3万円の場合は30年間で165万円となりますので、やはり節税額の方が大きいですが、大半を税金で相殺されてしまいそうです。

(2)年金で受け取る場合

年金に税金がかかるの知ってました?年金に税金がかかるの知ってました?

イデコは有期年金として、5~20年間で分割して受け取ることができます。期間は、金融機関ごとに設定できる期間が異なります。

年金って税金がかかるんですよね。雑所得として。

ただ、年金に税金をかけすぎるのはちょっと・・・。と思ったのかどうかは分かりませんが、控除額が優遇(大きく)されています

65歳未満であれば年間70万円までは無課税、65歳以上であれば年間120万円までであれば無課税です。

ただ、状況にもよりますが、個人的にこの方法で受け取ることはあまり考えていません。

年金形式を選択した場合、年金はiDeCo(イデコ)だけではありません。基礎年金と厚生年金がありますね。いわゆる公的年金というやつです。

私が65歳(または70歳)になったときの公的年金の支給額がいかほどかは分かりませんが、現時点での試算では、だいたい200万円~くらいは年間で支給されそうです。

仮に、iDeCo(イデコ)で1,000万円資産を作ったとします。年金として受け取る場合、5年以上20年以下の期間の中で分割して受け取れるようにできます。

しかし、SBIの場合は5年か10年しか選択できないので、10年で分割したとします。

iDeCo(イデコ)の年金は1,000万円÷10年=100万円/年

となるので、公的年金と合わせると300万円/年を受け取れる計算です。

その場合、年間でかかる税金は16.7万円です。10年間で受け取るので、トータル167万円の税金がかかります。※税金シミュレーションはこちらでできます。

年収500万、月々の掛金2万円で想定すると、

144万円(節税額)<167万円(税金)

あれ~。って感じです。税金の方が大きい!運用がもっとうまくいったら、もっと税金が持っていかれますね。

(3)一時金と年金の併用で受け取る場合

併用パターンもある併用パターンもある

年金で受け取っても結構税金がかかる。一時金で受け取っても、退職金が多かったり運用がうまくいくと、それなりに税金がかかる。

であれば、それぞれの良いとこどりをしてしまおう、という方式です。

iDeCo(イデコ)で1,000万円の資産を作り、退職金が2,000万円だった場合を想定します。

iDeCo(イデコ)の受け取りは併用受取方式で、一時金650万円、年金350万円とします。

年金350万円というのは、60~65歳までの公的年金が支給されない間に受け取ることを想定しています。なぜなら、年間70万円の控除が適用されるので70万円×5年=350万円は無課税となるからです。

こちらももろもろ計算すると、税金は77万円程度です。

一時金での受取りや年金での受取りに比べると、税金が課される額が小さくなるのが分かります。

もちろん、これは状況にもよります。私もすべてをシミュレーションしているわけではありませんので、一時金+併用がベストかどうかは分かりません。ただし、少なくとも1つシミュレーションをした限りでは併用方式が有利ということが分かりました。

で、あらためてですが、SBI証券はこの併用方式を採っていないのです。これはデメリットです。

・・・ということを言いたかったのです。

あ~。やっぱり長くなった。結論までが長い。すいません。

でも、これ知ってるのと知らないのとで、全然違うと思いません?

私なんて無条件でSBI証券がいい!と思って加入しましたからね。これを知っていたら、ちょっと考えたと思います。考えた末にSBI証券にしたかもしれませんが。

冒頭にも書きましたが、SBI証券は決して悪いとは言ってません。総合的にはおすすめだと思っていますよ。はい。

資料請求をする

→マネックス証券でイデコの資料請求をする
→SBI証券でイデコの資料請求をする
→楽天証券でイデコの資料請求をする

結論。イデコおすすめの金融機関は?(SBI証券vsマネックス証券vs楽天証券)

【総合】4つのポイントで見る、おすすめ金融機関比較表

マネックス証券 SBI証券 楽天証券
(1)手数料の低さ
(2)信託報酬の安い
投資信託
(3)投資信託
ラインナップ数
(4)受取方法の選択肢

ここまで見てきたら、もうだいたい結論は出ていると思います。

何を優先順位のトップにするか?にもよりますが、すべての面で優れているのはマネックス証券と言えます。

次点としては、信託報酬の低い投資信託がそろっているということがメリットだと考えるならSBI証券

将来の受け取り方法の選択肢の多さという意味では楽天証券というところでしょうか。

ただ、この3社は、イデコを取り扱っている数百の金融機関のうちのトップ証券会社であることは間違いありません。

あえて、3社で比べるなら、ということで重箱の隅をつつくような比較をしましたが、その中の一番おすすめは「マネックス証券」だった。ということです。

ただし、SBI証券もiDeCo(イデコ)の受け取り方法の選択肢を増やすことも十分に考えられます。

私はそれに期待しています。

というか結局、まだ全然先の話なのでSBI証券のままでもいいかなと思っています。(金融機関移す手続きとか面倒ですしね・・・。)

iDeCo(イデコ)受け取りの数年前になってまだ選択肢が少なかったら他の証券会社に移るかもしれません。

あとは・・・一応企業規模としても、マネックスグループの売上は530億円程度(2018年3月期時点)、SBIホールディングスの売上は3,370億円程度と体力も違います。

そういった「総合力」を含めて考えると、SBI証券なのかなと思っています。

※もちろん売上だけで体力をはかるものでもないと思っていますし、SBIHDは証券を含む売上というのは承知しています。念のため。

ということで、新規でこれからイデコに加入するならマネックス証券がいいかな。とは思ってますが、私はとりあえずSBI証券で様子見をしておきます。

はじめて加入される方は種々ご検討の上、ご加入されてみてはいかがでしょうか?

おすすめ3証券会社の中からiDeCo(イデコ)の資料請求をする

おすすめ1位「マネックス証券」
マネックス証券 iDeCo

マネックス証券はeMAXIS Slimシリーズを含む手数料の低い投資信託を多数ラインナップしています。

また、見落としがちなiDeCoの運用資金を受け取る時の選択肢も多く、おすすめNo.1の証券会社です。

おすすめ度  おすすめNo.1
手数料  金融機関独自の手数料が0円
信託報酬  信託報酬の低い投資信託を多数ラインナップ
受取時の選択肢  一時金、年金、併用方式の3つ

マネックス証券公式ページ >

おすすめ2位「SBI証券」
【確定拠出年金(iDeCo)専用】SBI証券

SBI証券はネット証券最大手で安定感があります。

証券会社選びのポイントである手数料や信託報酬など高いレベルの水準となっており、おすすめ証券会社の1つです。

オリジナルプラン、セレクトプランの2種類ありますが、セレクトプランは信託報酬の低い投資信託がそろっており、おすすめです。

おすすめ度  おすすめNo.2
手数料  金融機関独自の手数料が0円
信託報酬  セレクトプランは信託報酬の低い銘柄多数
受取時の選択肢  一時金、年金方式の2つ

SBI証券公式ページ >

おすすめ3位「楽天証券」
楽天証券 401K用プログラム
楽天証券も近年人気のある証券会社の1つです。

投資家にも人気の高い楽天バンガードシリーズの投資信託を取り扱っています。

iDeCo(イデコ)専用の質問チャットを設けるなど、サポートも充実しています。

おすすめ度  おすすめNo.3
手数料  金融機関独自の手数料が0円
信託報酬  楽天・バンガードなど人気の投資信託あり
受取時の選択肢  一時金、年金、併用方式の3つ

楽天証券公式ページ >