iDeCo(イデコ)

iDeCo(イデコ)のデメリット・注意すべきこと【意外な落し穴】

iDeCo(イデコ)デメリット

こんにちは。FP2級、30代サラリーマンのうちたけ(@uchitake_enjoy)です。

iDeCo(イデコ)ってメリットしかないよね。節税効果は大きいし、運用益にも課税されないなんて最高!

と私も思っていました。

でも冷静に考えて、イデコのデメリットってないんでしょうか?

「iDeCo(イデコ) デメリット」で検索するといくつか出てきますよね。

この記事に入ってきた方も、そうやって検索された方も多いかもしれません。

やはりメリットだけ強調されているものには裏がある。ということでしょうか?

すばらしいです。私はiDeCo(イデコ)のメリットだけを見て、これは入るしかない!と思ってなんの疑いもなく加入してしまったクチです。

だいたい、iDeCo(イデコ)のデメリットとしては以下のようなことが言われています。

よく言われているイデコのデメリット

イデコのデメリット(1)原則60歳まで資金を引き出せない
イデコのデメリット(2)運用を自分でしなければならない。元本保証ではない。
イデコのデメリット(3)手数料がかかる
イデコのデメリット(4)よくよく考えると実は税金メリットが少ないかも?

私もそう思います。同意です。

ただ、ものの見方というのは色々な側面があります。

デメリットと思われていたものが、見方を変えてみるとそうでもなかったり、逆もしかり、ということもありますよね。

完全に個人的な見解をザックリお伝えしますと、

イデコのデメリットに対する個人的な見解

(1)原則60歳まで資金を引き出せない
→まあしょうがない。そういうものだし。
(2)運用を自分でしなければならない。元本保証ではない。
→まあしょうがない。そういうものだし。
(3)手数料がかかる
→まあしょうがない。ただちょっと考える必要はある。
(4)よくよく考えると実は税金メリットが少ないかも?
重要。すごく重要。とっても分かりにくいけど。

という感じです。ザックリすぎますね(笑)

個人的には、イデコはデメリットを上回るメリットがあるので加入した方が得だと思っています。

ただし、条件などによってはそうではない場合もあり得るので、注意点をまとめてみたいと思います。

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iDeCo(イデコ)のデメリット(1)原則60歳まで資金を引き出せない

60歳まで資金を引き出せなのはメリットなのかデメリットなのか?60歳まで資金を引き出せなのはメリットなのかデメリットなのか?

イデコは公的年金を補完するもの

iDeCo(イデコ)はいわゆる公的年金と言われる「老齢基礎年金」や「老齢厚生年金」を補完するための制度としてできた背景があります。

年金って老後のためのお金ですよね?

なので、「60歳まで資産が引き出せない」というのはそういう性質のものだし。

という感じもします。そういう目的のお金なんですよね。

逆に原則として60歳まで引き出せないという拘束力があるので、一度やると決めたら老後に向けてコツコツと貯めていくしかない、ということです。

「宵越しの金は持たねえ」というような江戸っ子気質の方には「老後に向けて強制的に資金を貯めていくことができる」という意味では逆にメリットになるかもしれません

掛け金は変更できる

ただ、いくら公的年金を補うものだとしても、無理して資金を捻出するのはおすすめできません。

現時点で自分が捻出できる掛け金を設定するのが無難です。手元のお金が無くなってしまっては元も子もないですからね。

掛け金は、1年に1回、変更することが可能です。

運営管理機関に「加入者掛金額変更届」を提出することで変更できます。

参考:掛金の取り扱いについて(イデコ公式ページ)

そもそもなんで公的年金だけじゃだめなの?という方は今の世の中ほとんどいないとは思います。

一応補足しておくと、公的年金の支給額だけでは老後生活するのに苦労するんですよね。

夫婦の場合、公的年金だけだと、だいたい5~10万円くらい生活費が足りないといわれています。

詳しくは以下の記事に書きましたので興味がある方はご覧ください。

人生100年時代の年金
「人生100年時代」とは?その意味。年金だけでは生きていけない!?人生100年時代というフレーズは最近よく聞きます。長生きできてうれしい反面、どうやって生活していこうか?という不安をお持ちの方もいるかもしれません。実際、年金生活で生きていけるのでしょうか?...

iDeCo(イデコ)のデメリット(2)運用を自分でしなければならない。元本保証ではない

イデコは投資であるということ

まあ投資ですからね。そういうものなんですよね。

元本保証じゃないとか怖い!という方もいると思うんですが、そういう場合はコツコツと銀行などで預金をしていくのがいいのかなとは思います。

これはちょっと好みというか、性格にもよってくるので絶対に投資した方がいいですよ。とも言えないんですよね。

ただ今の銀行の金利、低すぎますよね。

試しに銀行に預金をした場合と、投資で運用がうまくいった場合でシミュレーションしてみます。

毎月1万円、30年間預金した場合と投資した場合を考えます。銀行金利は限りなく0に近いので、0としておきます。

【毎月1万円を30年間拠出した場合】

預金→1万円×12か月×30年=360万円
投資(1%で運用できた場合)→元本360万円+運用収益59.6万円=419.6万円
投資(2%で運用できた場合)→元本360万円+運用収益132.7万円=492.7万円
投資(3%で運用できた場合)→元本360万円+運用収益222.7万円=582.7万円

おおっ!てなりますよね。ただ、投資は元本保証ではありません。うまくいった場合ですね。

金融庁のシミュレーションツールの計算結果。月々1万円を30年間、3%の利回りで運用できた場合のグラフ金融庁のシミュレーションツールの計算結果。月々1万円を30年間、3%の利回りで運用できた場合のグラフ

ただ、投資にも、なるべく失敗しないためのコツがあります。※必ずうまくいくというわけではないので、その点ご注意ください。

長期的に、コツコツと、分散して投資をすると、ある程度のリターンが見込めると言われています。

これも詳しくは以下の記事に書きましたので興味がある方はご覧ください。

▼あまり投資に詳しくない方向け

【分散投資】卵を一つのカゴに盛るなとは?【投資格言】分散投資の重要性を説明するときに必ずといっていいほど引用される「卵を一つのカゴに盛るな」という投資格言。卵を一つのカゴに盛ると、落とした時全部割れてしまいます。それを投資に置き換えると・・?...

▼より詳しく知りたい方向け

長期分散投資のメリット
【投資のコツ】長期分散投資のメリットとは?ポートフォリオはどう組む?データを元に徹底解説長期分散投資が良い。と言われていますが、なぜでしょうか?具体的なデータをもとにまとめてみました。リバランスの重要性についても触れています。...

元本確保型の運用商品もある

元本保証ではない投資信託に投資するのがどうしても怖い。

という場合は、元本確保型の運用商品もあります。

例えば、SBI証券であれば「あおぞらDC定期(1年)」という定期預金があります。

SBI証券の元本確保型商品SBI証券の元本確保型商品

2019年4月現在の適用利率は0.02%となっています。

利率低いですね。

でも、イデコに加入すれば節税できるんだし、元本も確保できて、ほんの少しといえど利子もつくんだからそれでもいい。

という方もいると思います。実際、それでもいいと思います。

しかし、一応注意としては、元本確保ではあるんですが、下でみるイデコの「手数料」を考えると、プラスマイナスでマイナスになってしまう可能性が高い点には注意が必要です。

要するに、イデコは掛け金を拠出するたびに最低167円の手数料がかかります。

定期預金型の場合利子がほとんどないことを考えると、単純に資産が目減りしていってしまう計算です。

まあ、それでも毎年数万円の節税ができる。ということを考えれば悪い選択とも言えません。

しかし、節税メリットもイデコの資産を受取る時に注意しないとチャラになってしまう可能性がありますので(詳細はデメリット(4)で説明します)一概に、元本確保にしておけば安心とも言い切れない点は注意ですね。

私はイデコに加入する金融機関は、マネックス証券、SBI証券、楽天証券をおすすめしています。SBI証券の元本確保型の商品は上で紹介した通りですが、

マネックス証券および楽天証券では「みずほDC定期預金(1年)」(※2019年3月の適用金利0.01%)の取り扱いがあります。

おすすめ証券会社については以下の記事で詳しくまとめています。

iDeCo(イデコ)おすすめ金融機関
イデコ(iDeCo)おすすめの金融機関比較|デメリットから検証する「イデコ おすすめ 金融機関」で検索すると、おすすめ第1位はだいたいSBI証券だと思います。でもSBI証券のデメリットってないんでしょうか?実際SBI証券でiDeCo(イデコ)を開設した私がデメリットを含めた検証をします。結論としてはマネックス証券の方がよかったのでは?というところです。...

iDeCo(イデコ)のデメリット(3)手数料がかかる

手数用はよく考えないといけません。手数用はよく考えないといけません。

1年目の手数料

デメリット(2)でも少し触れましたが、iDeCo(イデコ)は口座を開設するとき、そして運用するときにも手数料が掛かってきます。

金融機関によっても異なりますが、口座開設の時は最低でも2,777円、運用手数料は最低一カ月167円です。

1年目は結構手数料がかかることになります。1年目の手数料は、

2,777円+167円×12か月=4,781円

となります。

iDeCo(イデコ)掛け金は、最低5,000円/月となっていますので、仮に最低限の掛け金に設定したとすると、年間で6万円。

手数料は掛けた金額に対して約8%にもなってしまいます。

金融機関によっては、運用手数料が167円以上のところがあります。そうなると、掛金に対する手数料の割合はもっと高くなるので、金融機関選びも慎重に行う必要があります。

2年目以降の手数料

まあ、これは初年度なのでしょうがない、と割り切っても、2年目以降も、毎年167円×12か月=2,004円は必ず最低でも手数料がかかります。

月々5,000円の掛け金だとすると、掛け金に対する手数料の割合は3.3%です。

3.3%って結構大きいんですね。投資で比較的うまく運用しないと、利回りが平均して3.3%以上になるというのは意外になかなか難しい。

下手したら、手数料だけで資産が目減りしていくことも考えられます。

これが掛け金を2.3万円にすると、0.7%になります。ちょっとこれでもう~ん。という感じもしますが、3.3%の手数料よりは全然いいとは思います。

なので掛け金が少なすぎると、手数料負担が意外に大きくなってしまう、というのは頭に入れておくべきだと思います

掛け金の上限は職業によって異なります。詳しくは以下記事をご覧ください。

iDeCo(イデコ)の拠出額上限は?年収によって節税額が変わる?iDeCo(イデコ)は職業によって拠出額(掛け金)の上限が違うのを知っていましたか?また、iDeCoのメリットの一つに「節税」がありますが、年収によっても節税額が変わってきます。このあたりをシミュレーションしてみました。...

また、職業別の掛け金の平均も以下にまとめています。iDeCo(イデコ)加入者の平均掛金は約1.6万円とのことです。

iDeCo(イデコ)の掛け金平均は?
iDeCo(イデコ)の掛け金の平均は1.6万円?【職業別に見る】iDeCo(イデコ)の掛け金をいくらにするか結構迷いますよね?加入者全体の掛け金平均は1.6万円です。では職業別にに見るとどうでしょうか?第1号、第2号、第3号被保険者別に掛け金の平均値について解説しています。...

iDeCo(イデコ)のデメリット(4)よくよく考えると実は税金メリットが少ないかも?

個人的には、これが一番の落とし穴というか、本当によく考えないといけないことだと思います。

いわゆるiDeCo(イデコ)の出口戦略と言われているものです。

iDeCo(イデコ)のメリットとして、毎年所得税と住民税が節税できる、というものがあります。また、運用益も非課税なので、かなり税制面で優遇されていますよね。

これは間違いなく、メリットです。

そして、もう1つのメリットとしてiDeCo(イデコ)で運用した資産を受け取る時の税制メリットが大きいというのが挙げられています。

これ一番ピンとこないメリットだと思います。

iDeCo(イデコ)を受け取るときに、なるべく税金がかからないように大きな控除が適用され、これがiDeCo(イデコ)の3番目のメリットと言われています。

確かにこれはメリットではあるのですが、iDeCo(イデコ)の受取額と退職金を合わせた金額が大きいと、控除がしきれずに税金が多くかかってしまう場合があるのです。

詳しくは、とても長~くこちらで検証したので以下の記事を是非ご覧いただきたいのですが、

iDeCo(イデコ)出口戦略
iDeCo(イデコ)受取時の大きな控除とは何か?出口戦略を考えるiDeCo(イデコ)のメリットで一番わかりにくい「受け取り時の大きな控除」とは?受け取るときにきちんと考えないと今まで節税してきた額より税金を取られてしまうかもしれません。出口戦略を考えましょう。...

ざっくり言うと企業からの退職金をもらう場合、iDeCo(イデコ)の受け取り方を気を付けないと、節税できた金額より受け取るときにかかる税金の方が大きくなってしまう可能性がありますよ、ということです。

なんだ、毎年節税できてたと思ったら、結局最後に税金で全部持っていかれちゃうんだ。ということになりかねません。

iDeCo(イデコ)は税金を納めるのを繰り延べているだけだ、とう批判がありますが、こういうことです。

なので、しっかりとiDeCo(イデコ)を受け取る時のイメージを持っておくことが大切なんですね。

なお、退職金が出ない、もしくは少ない場合は節税額>受取時の税金となる場合が多いです。※受取時の資産状況にもよります。

iDeCo(イデコ) デメリットまとめ

iDeCo(イデコ)のメリットとデメリットを両方考えましょうiDeCo(イデコ)のメリットとデメリットを両方考えて判断しましょう

メリットばかり強調される感のあるiDeCo(イデコ)ですが、その半面、きちんと考えておかないとデメリットになりかねないこともある、ということが分かります。

個人的には節税、運用益が非課税、というのはかなりのメリットだと思いますし、長期的に投資をするからこそ享受できるメリットも大きくなるものだと考えています。

ただ、やはりiDeCo(イデコ)の運用資金を受け取るタイミングというのはしっかりと見極めながら、一番損をしないような方法のパターンを頭のなかでシミュレーションしておくというのが重要かなと思います。

まだ先の話ですけどね。

以下は、iDeCo(イデコ)に加入するにあたってとても迷う、金融機関選びについてご説明しています。

iDeCo(イデコ)金融機関の選び方
イデコの金融機関はどこがいい?私がSBI証券を選んだ理由iDeCo(イデコ)を始めようと思ったらまず壁にぶつかるのが金融機関選びです。iDeCoを取り扱っている金融機関は約160もあり、このなかからどうやって選べばいいのか苦労してしまいます。今回は金融機関を選ぶポイントを解説していきます。...

また、上でも少し触れましたが、おすすめの金融機関については以下の記事でまとめています。

iDeCo(イデコ)おすすめ金融機関
イデコ(iDeCo)おすすめの金融機関比較|デメリットから検証する「イデコ おすすめ 金融機関」で検索すると、おすすめ第1位はだいたいSBI証券だと思います。でもSBI証券のデメリットってないんでしょうか?実際SBI証券でiDeCo(イデコ)を開設した私がデメリットを含めた検証をします。結論としてはマネックス証券の方がよかったのでは?というところです。...

こちらは、金融機関選びと並んで迷う銘柄選びについて、ポイントをまとめています。

まず銘柄を選ぶのではなく、全体の方針を決めることが重要です。方針の決め方→銘柄の決め方のステップについて解説しています。

銘柄選びmain
iDeCo(イデコ)の銘柄の選び方【まず運用の目標額を決めよう】iDeCo(イデコ)を始めようと思っても、何に投資していいか迷いますよね。やみくもに選ぶよりは、ある程度方針を決めたうえで投資する銘柄を選びましょう。銘柄の選び方について、ステップごとに解説していきます。...

厳選3証券会社の中からiDeCo(イデコ)の資料請求をする

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マネックス証券は信託報酬が低い投資信託がそろっておりおすすめの証券会社の一つです。私はSBI証券ですが、マネックスも甲乙つけがたいです。

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